• "インフルエンザ"(/)
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  1. 春日市議会 2021-03-05
    令和3年市民厚生委員会 本文 2021-03-05


    取得元: 春日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    1:                 開議 午前9時58分                ──── ─ ──── ─ ──── ◯委員長内野明浩君) 全員出席であります。それでは、市民厚生委員会を開議いたします。  それでは、ただいまから健康推進部の付託議案の審査を行います。  なお、委員並びに説明員の皆さんに申し上げます。発言の際は挙手で発言を求め、委員長の指名を受けた後、一問一答形式で簡潔明瞭に発言を行ってください。  初めに、第7号議案「春日市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。  説明員の説明を求めます。金堂健康推進部長。 2: ◯健康推進部長金堂円一郎君) おはようございます。健康推進部でございます。  本日は、本定例会において市民厚生委員会に付託されております健康推進部関連の議案になります。  先ほど委員長が御案内されました第7号の国民健康保険税の条例の改正の分をはじめ、介護保険条例の条例案件が2件、特別会計の当初予算が3件の説明になります。  お手元にございます次第に沿いましてそれぞれ担当課長が説明をいたします。よろしくお願いいたします。 3: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 4: ◯国保医療課長(冨永普行君) それではですね、第7号議案「春日市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」を御説明いたします。  議案書は13ページと14ページ、議案の要旨は3ページ下段、新旧対照表は5ページと6ページでございます。それではまず、議案の要旨3ページを御覧ください。  1、改正の趣旨は、新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部改正に伴い、所要の規定の整備を図るものでございます。  2、改正の内容は、(1)法改正に伴う規定の整備、用語の定義を行うものでございます。  ここで、新旧対照表の5ページを御覧ください。  現行の春日市国民健康保険条例付則第2条第1項において、新型コロナウイルス感染症の用語を特別措置法付則第1条の2第1項の規定を引用して定義しております。今回の法改正により、同規定が削除されましたので、削除前の内容と同様の内容で新型コロナウイルス感染症の用語を具体的に定義するものでございます。  議案の要旨3ページにお戻りください。  3、施行期日は公布の日でございます。
     御説明は以上でございます。 5: ◯委員長内野明浩君) ただいま、7号議案の説明に関しまして、質疑があればお願いいたします。  ないようですね。 6: ◯委員(米丸貴浩君) そんな簡単に切らんで。 7: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 8: ◯委員(米丸貴浩君) 文言の法改正に伴う整備なんですけど、これによって、今の条例の内容が何ら変わるものではないという認識でよろしいですか。 9: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 10: ◯国保医療課長(冨永普行君) 現行の国民健康保険条例では、傷病手当金についてですね、傷病手当金の規定の中でこの新型コロナウイルス感染症という用語を使っておりますけども、今までと同様のですね、定義で条例を運用していくためにですね、今回改正いたしますので、内容の変更は全くございません。  以上でございます。 11: ◯委員(米丸貴浩君) ありがとうございます。 12: ◯委員長内野明浩君) ほかにありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13: ◯委員長内野明浩君) ないようでございます。それでは、第7号議案の審査を終了いたします。  では、次に第8号議案「春日市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。  説明員の説明を求めます。  武末高齢課長。 14: ◯高齢課長(武末竜久君) それでは、第8号議案「春日市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」御説明いたします。  議案書は15ページから17ページ、議案の要旨は4ページから5ページで、新旧対照表は7ページから15ページでございます。  議案の要旨で説明いたしますので、議案の要旨の4ページをお開きください。  第8号議案「春日市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について」一つ目の改正の趣旨ですが、令和3年度から令和5年度までの間における介護保険給付等に対応するため、第1号被保険者の保険料の額を改定するとともに、介護保険法施行例の一部改正に伴い、所要の規定の整備を図るものでございます。  二つ目の、改正の内容は(1)の保険料の額の改定第8条ですが、令和3年度から令和5年度までの保険料について、表に記載のとおり改定を行います。金額は年額でございます。  第1段階から第13段階までの区分と対象者は変更がありません。この中で第1段階から第3段階の欄には「軽減後」と書いてありますが、令和元年度から消費税引上財源による国、県、市の公費投入により、介護保険料の低所得者軽減強化を行っているものでございます。  条例では、第8条第2項から第4項による改正になります。第1段階から第3段階までの方が実際に納めていただく保険料は、この軽減後の額となります。  中ほどの太枠で囲っている第5段階が基準額となります。年額は改正前が6万9,600円、改正後が7万1,400円、この欄だけ月額を並列して表記しております。月額に直しますと、改正前が5,800円、改正後が5,950円です。保険料の額が現行と改正後で2.6%の引上げとなっております。3年前の引上げは月額200円、3.6%でしたので、少し抑えられた形となっております。  ここで、今回の保険料改定の根拠について、御説明いたします。  以前、お配りいたしました高齢課の資料の1ページ目、この分です、A3のカラーの縦の分です。よろしいですか。  これは、現在策定中の春日市高齢者福祉計画2021第8期介護保険事業計画の概要版でございます。2月8日から2月22日まで市民へのパブリックコメントを実施した内容となっております。ちなみに、コメント数は5件、保険料に関する意見というのはありませんでした。最終的には3月18日に行われる事業計画検討協議会の意見を伺い、確定となります。完成までに多少の修正がありますので、御理解ください。  表面となる1ページ目の1、計画をつくる目的、背景を御覧ください。目的は、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる2025年、令和7年と団塊ジュニア世代が65歳以上の前期高齢者となる2040年、令和22年を見据えて春日市が目指すまちの将来像とその実現に向けた今後3年間の具体的な取組を明らかにし、高齢者、支援者、その他関係機関と共有することでございます。  二つ目の高齢者数の実績と推計を御覧ください。  左のグラフが高齢者数、右のグラフが要介護等認定者数を表しております。左のグラフを御覧ください。  第8期の3か年の推計と団塊の世代が全て75歳以上の高齢者となる2025年度と団塊ジュニア世代が65歳となる2040年度の推計値を掲載しております。2040年に向けて総人口は緩やかな減少傾向にありますが、高齢者数は2040年度まで伸び続けることが予想されます。また、前期高齢者は2022年度以降、緩やかに減少しますが、後期高齢者は伸びていく傾向となっております。  右のグラフを御覧ください。  要介護等認定者についての推計です。第8期期間中に差しかかる頃から要介護等認定者が4,000人を超える推計となっており、2040年度には7,000人を超えることが予想されます。  このように、介護サービスを利用する要介護等認定者が増加することは、そのまま給付費に反映されることとなります。  今後は、後期高齢者の増加に伴い、要介護等認定者数も増加傾向となり、2040年度、令和22年度までこの傾向が続くことが予想されます。  3の市が応えるべきニーズでは、高齢者へのアンケート結果や高齢者を支援する関係者等への調査の結果、把握したものを整理しています。  その右の4の基本理念と基本目標では、基本理念をみんなで支え合い、高齢者やその家族が安心して自分らしく暮らせるまちとし、三つの基本目標を示しております。  次に裏面をお願いします。  5の施策の展開では、三つの基本目標ごとに取組の方向性を示しております。  その下の6の介護保険料の推計を御覧ください。  (1)の総給付費の推計の表では、第7期の2019年度までは実績値、2020年度は現時点までの見込みの額、第8期以降は推計値を掲載しています。  第8期中の3か年の平均給付額は、2020年度の見込額と比べ、115.5%の伸びを見込んでおります。2025年度、2040年度につきましても高齢化の進行に伴い、着実に伸びていく見通しでございます。  このような推計となった主な理由は表の上に記載があるとおりでございます。一つ目が、高齢化に伴い要介護等認定者数が増えていくこと。  二つ目が、第7期計画期間中に24時間365日対応の定期巡回随時対応型訪問介護看護事業所、通い、訪問、泊まりを組み合わせた小規模多機能型居宅介護事業所がそれぞれ令和2年の4月、6月に開設し、広域型の特別養護老人ホームグレイシャス春日」も定員80人として2月1日に開設しております。また、地域密着型特別養護老人ホームにつきましても、令和3年度中の開設を目指して現在整備を進めていること。  三つ目が、地域区分の見直しで介護保険費用の配分方法を地域間の人件費の差に応じて調整する地域区分を経過措置中である6級地6%から、本来の設定値である福岡市内の5級地10%としたこと、それに加えまして、国による介護保険の報酬改定が行われ、0.7%の引上げが行われる予定であることも給付費の伸びに影響してまいります。  このように、サービスを利用する要介護等高齢者が増加し、利用できるサービスについても整備を進めておりますので、今後も給付費は増加傾向にあるものと推定しております。  (2)が必要保険料基準額です。第8期計画期間中に必要な保険料はこの3年間の総給付費の23%を65歳以上の第1号被保険者の介護保険料で賄うことになっております。  (1)の給付費の伸びに対応するために、本来でしたら保険料基準額の月額は6,200円程度まで引き上げる必要があります。パブリックコメントの段階では、5,800円から6,000円として市民の御意見を伺いましたが、最終的には介護給付費準備基金を3年間で2億6,000万円取り崩すことを見込みまして、第8期の基準月額を5,950円、前期比102.6%、2.6%の増とさせていただくということにし、今回の条例改正案を提案するものでございます。  なお、この3年間での約2億6,000万円の取崩し額はあくまで事業計画の策定に当たっての見込額でございますので、実際にこのとおり取り崩すかどうかは給付額の推移や保険料の収納状況等によって変わってまいります。  以上が、今回の保険料改定の概要でございます。  それでは議案の要旨の5ページにお戻りください。  (2)の保険料の段階の区分に係る基準に関する特例の新設でございます。基準となる合計所得金額の算定において、給与及び公的年金等の所得額の合計から最大10万円を控除するものでございます。  令和3年1月1日施行の個人所得課税の見直しに伴い、保険料や保険給付の負担水準に意図せざる影響や不利益が生じないようにするための処置でございます。  (3)は、低未利用土地等を譲渡した場合の長期譲渡所得に係る特別控除の追加でございます。低未利用地とは長期にわたり利用されていない未利用地と利用頻度が低い低利用地の総称でございます。低未利用土地の適切な利用管理を促進するために特例措置がなされております。  (2)と(3)は、さきに御議決いただいております税条例、国民健康保険税条例で改正された内容と同様でございます。  (4)は、介護保険運営協議会の委員に任命する被保険者に係る要件の整備でございます。これは、市民公募で応募があった方について、介護保険運営協議会委員として任命しておりましたが、より一般の市民の方の意見を聞くものとして学識経験者福祉関係者保健医療関係者の要件に当てはまらない春日市民である被保険者とさせていただくものでございます。施行期日は令和3年4月1日でございます。  それでは、議案書のほうにちょっとお戻りください。15ページです。  提案理由並びに16ページ、17ページの改正文の内容は、議案の要旨で御説明したとおりでございます。附則につきましては、第1項が施行期日、第2項が保険料についての経過措置を定めております。  それでは次に、新旧対照表をお願いします。7ページになります。  左側が現行のもの、右側が改正後となっております。第8条第1項については、平成30年度から令和2年度までを、第8期介護保険事業計画の期間に合わせて令和3年度から令和5年度までに改め、その後、第1号から9ページの第13号まで第1段階から第13段階までの保険料の年額の改定を行っております。この段階では第1段階は軽減前の本来の額でございます。8ページの同じく第8条第1項第6号あの下線部分の追加により、低未利用地等の譲渡した場合の長期譲渡所得の特別控除が追加されております。  9ページから10ページの同じく第8条第2項から4項までが公費投入による第1段階の保険料の軽減措置について定めているものであり、改正後、令和3年度から令和5年度までそれぞれ軽減後の税額を示しております。  これが議案の要旨で御説明いたしました軽減後の額でございます。  第19条第1項第4項では、介護保険の被保険者である市民等を要件に加えております。  11ページの附則第8条の修正部分が基準となる合計所得等の算定において、給与及び公的年金等の所得金額の合計額から最大10万円を控除するものでございます。  第8号議案の説明については以上です。 15: ◯委員長内野明浩君) それでは、第8号議案の説明に対しまして質疑があればお願いいたします。  原委員。 16: ◯委員(原 克巳君) 議案の要旨の4ページの一覧表ですけれども、対象者の所得ですね、これについて先ほど御説明があった特例ですけど、附則第8条の特例、最大10万円控除。これは控除後の額ということでよろしいんですか。ちょっと確認させてください。 17: ◯委員長内野明浩君) 武末課長。 18: ◯高齢課長(武末竜久君) 今、原委員がおっしゃったとおり、控除後の金額でこの段階を算定するということです。 19: ◯委員長内野明浩君) よろしいですか。原委員。 20: ◯委員(原 克巳君) こちらの参考資料ですね、パブコメの参考資料、裏面に施策の展開ということで、基本目標が3点掲げられているんですけども、特に基本目標の3ですね、介護人材の確保というのは非常に難しい状況にあると思うのですが、特にコロナ禍というところで離職なんかも増えているというような報道も目にするんですけれども、そういった今後、介護人材の確保という点で、市として何か取組は考えてらっしゃるんでしょうか。 21: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 22: ◯高齢課長(武末竜久君) 令和元年度については、合同面談会とかそういうのを行いましたが、今年度はちょっとコロナの関係でできなかったところです。また、そこをですね、工夫を凝らしながら、やはり事業者の方は、そういった機会をつくってほしいという意見を結構頂きましたので、どういうふうな形でやれるかというのも考えながらですね、そういった機会を令和3年度については考えていきたいと思います。  先ほど、議案の説明の中でもありましたが、要は、働く人の待遇をよくするという意味で今回、人件費のほうもですね、本来の福岡市の級地に追いつくような形で今回改定しておりますので、春日市の事業者で働けたらそれだけ給付費がちょっと増えて、事業者本人にちゃんと反映するようにという形で事業者の方にもお願いしてますので、人材確保の一つの点ではあるのかなと思ってます。 23: ◯委員長内野明浩君) よろしいですか。  ほかにありませんでしょうか。船久保委員。 24: ◯副委員長(船久保信昭君) 今の原委員の質問が同じような点になるんですけれども、介護に関してですね、要介護認定者数、こちら先ほど頂いています介護保険事業計画第8期の分、これでいくとですね、2020年度から2040年度まで要介護認定者数がですね、3,928人から7,087人まで増えますよとした場合に、これが結局1.5倍以上増えているわけで、そうしたときにですね、いわゆる介護保険税というのが上がり続けて、結局、介護サービスを受けようとしたときに、今現在のですね、介護事業を行われてる業者さん、ホーム等ですね、今のキャパと比べて、キャパが足りなくなるっていう可能性というのはどういうふうにお考えでしょうか。 25: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 26: ◯高齢課長(武末竜久君) その点に関してはですね、やはり、施設をつくってそこに入ってもらうというよりも、在宅で暮らす、住み慣れた地域で暮らしていくということに少しずつ今、目を向けているところです。それが地域包括ケアシステムの構築といった形でですね、なるべく公的サービスを受けるまでの自助、互助、共助の力をですね、強めていきたいという形で春日市として、ずっと進めてはきてますので、ある程度の反映ができていくのではないかとは考えております。 27: ◯委員長内野明浩君) 船久保委員。 28: ◯副委員長(船久保信昭君) そうしますと、私たち市民としましては、私も2040年ぐらいに前期高齢者になってしまうんですけども、そうしたときにですね、今のお話で、サービスを受けたいということで、受けられないというような状況は考えにくいというような理解でよろしいでしょうか。 29: ◯委員長内野明浩君) 武末課長。 30: ◯高齢課長(武末竜久君) そこははっきり、そういうことはありませんと断言はできないです。あくまで、どういった状況が続くかというのは推計ですので。なるべく介護の認定を受けるようにならないように健康寿命を延ばしていくというのが、先日から言っている介護保険の事業と健康保険の事業の保険事業の一体化というのがありますので、健康で長生きしていただくというような形を目指して考えていきたいと思います。 31: ◯副委員長(船久保信昭君) ありがとうございます。 32: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。 33: ◯委員(米丸貴浩君) これを聞いていいわけ、今。 34: ◯委員長内野明浩君) 関連で説明いただいたからですね。 35: ◯委員(米丸貴浩君) そしたら次の特会とかぶらないですか。大丈夫ですか。 36: ◯委員長内野明浩君) そういうことか。 37: ◯委員(米丸貴浩君) 次の特会でこれが、前面に出てくるんじゃないのかなと思って、私は控えようかなと思うんですけど。 38: ◯委員長内野明浩君) そうですね。これについては、じゃあ、次の特会で…… 39: ◯委員(米丸貴浩君) この棒グラフに関するところは、今回の税率改定のところに書いてあるんで、いいかなと思ったけど。 40: ◯委員長内野明浩君) 船久保委員、税率改定にちょっと絞って。 41: ◯副委員長(船久保信昭君) 表の(1)にですね、1号議案として、この資料が関連づけられると思うんですけど、これはどう考えたら。委員長。 42: ◯委員長内野明浩君) まぁ、私は関連説明だからと思ったけど、実際には、今、米丸委員が言ったとおり、特会のほうで出てくる、かぶってるのであれば、特会のほうで詳しくやってもいいかなと思ってました。今のお話聞いてね。どうしますか。どのように取り扱うか。1回ちょっと止めてくれますか。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午前10時27分                 再開 午前10時35分                ──── ─ ──── ─ ────
     それでは、ほかに、第8号議案について質疑はございますでしょうか。よろしいですか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43: ◯委員長内野明浩君) では、ないようですので、8号議案の審査を終了いたします。  それでは、続きまして第17号議案「令和3年度春日市国民健康保険事業特別会計予算について」を議題といたします。  説明員の説明を求めます。 44: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 45: ◯国保医療課長(冨永普行君) それではですね、第17号議案「令和3年度春日市国民健康保険事業特別会計予算」の御説明をいたします。  まず初めに、債務負担行為がございますので、令和3年度予算書の23ページをお願いいたします。  予算書の23ページでございます。第2表債務負担行為納税通知書等印刷及び封入封かん業務委託料については継続でございます。国保税の分でございます。  次に、特定健診業務集団検診分委託料でございます。継続でございます。  最後に、受診券等印刷及び封入封かん業務委託料につきましても継続でございます。特定健診の分でございます。  債務負担行為は以上でございます。 46: ◯委員長内野明浩君) それでは、ただいまの債務負担行為について、質疑があればお願いいたします。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯委員長内野明浩君) ないようでございます。続けてお願いいたします。冨永国保医療課長。 48: ◯国保医療課長(冨永普行君) それでは、次にですね、考案の際にお配りしております資料を使って国民健康保険の被保険者の状況を御説明いたします。  資料、考案のときにお配りしました資料はございますでしょうか。6ページを御覧ください。  まず、1の表が、国民健康保険の世帯数、被保険者数の状況でございます。平成29年度以降、世帯数、一般被保険者数ともに減少しており、令和3年度も減少傾向は続くものと見込んでおります。  なお、令和2年度からは退職被保険者等はいません。  次に、2の表が、世帯当たりの被保険者数と被保険者の構成比になります。1世帯当たりの被保険者数が年々減少しております。  3の表が、介護保険第2号被保険者である40歳から64歳までの方の状況になります。この区分の方々も年々減少しております。  4の表が、65歳から74歳の前期高齢者の人数とそのうちの70歳以上の高齢受給者の人数となっております。70歳以上の高齢受給者は近年増加傾向にあります。  それでは、続きまして、7ページを御覧ください。  令和3年度の国保事業費納付金標準保険税率についてでございます。  この資料は本年1月の閉会中の市民厚生委員会で御説明いたしました資料になりますが、1と2はいずれも一般被保険者分の資料となっております。  1の表を御覧ください。  令和3年度の被保険者1人当たりの事業費納付金額は前年度から4,280円減少しております。  次に、2の表を御覧ください。  この表は令和3年度標準保険税率と令和2年度の現行の保険税率とを比較したものになります。  3の表は、国保事業費納付金等支払準備基金の状況でございます。  令和3年度の事業費納付金額は令和2年度から減少していること、また、基金の残高も一定程度あることなどから、昨今の状況も含めて総合的に判断した結果、令和3年度の税率改定は見送ることといたしております。  続きまして、8ページを飛ばしまして、9ページと10ページをお願いいたします。  令和3年度の当初予算の概要について、棒グラフを使い御説明をいたします。10ページが令和3年度のもので、9ページが令和2年度の当初予算のものでございます。  10ページを御覧ください。  初めに、歳入と歳出の棒グラフの間の一番上に記載しておりますが、令和3年度当初予算額は歳入歳出ともに96億5,000万円となっております。令和2年度と比較いたしますと1億9,000万円の減となっております。  次に、右の棒グラフの、まず歳出から見ますと、一番上、1)の総務費でございます。これは主に国保事業を行う上での事務費等になります。  次に、2)が保険給付費で、医療機関や被保険者に支払う療養給付費、療養費、高額療養費、出産育児一時金、葬祭費などが対象となりますが、令和2年度より4,000万円ほど減と見込んでおります。  次に、その下が3)の国保事業費納付金でございます。令和2年度より1億4,000万円ほど減となっております。  次が、保健事業費で特定健診等事業費や医療費適正化特別対策費等になります。6)ですね。  歳出の主なものは以上でございます。  次に、左の棒の歳入のほうですが、一番上の1)国保税が令和2年度より1,000万円の増になっております。  次に、その下の3)県支出金は、令和2年度より1,000万円の減となっております。これには、先ほど歳出で御説明いたしました2)の保険給付費を県が全額負担する普通交付金と、その他の交付金である特別交付金がございます。  次に、その下の4)繰入金でございます。棒グラフの歳入歳出の間の下のほうに記載しておりますが、保険基盤安定繰入金や職員給与費等繰入金など、一般会計から繰入れる繰入金と国保特会の歳入の不足分を補うために基金から繰入れる繰入金がございます。  予算の概要については以上でございます。  続けてよろしいでしょうか。 49: ◯委員長内野明浩君) 続けてください。 50: ◯国保医療課長(冨永普行君) それでは、資料少し戻っていただいて、8ページを御覧ください。  令和3年度の国保税の調定額でございます。予算額は収入する額の見込みでございますが、調定額は本来、被保険者に課税される100%額になります。  次に、12ページを御覧ください。  歳入の総括表でございます。一番右側に予算に関する説明書のページを記載しております。後ほど御確認ください。  それでは、1款から御説明をいたします。  1款国民健康保険税につきましては、款合計で、合計欄は網がけの部分になりますが、対前年度で1,566万1,000円の増額でございます。収納率につきましては、表の一番右側の主な増減理由等の欄に記載のとおり、現年分全体では94%の見込みでございます。米印の部分に、参考といたしまして、令和2年度決算見込み、令和2年度当初予算、令和元年度決算の収納率を記載しております。また、滞納繰越し分につきましては、全体で20%の収納率を見込んでいるところでございます。  1款は以上でございます。  続きまして、3款の県支出金でございます。  1項1目保険給付費等交付金の1節普通交付金が市の医療給付費を県が負担する分になります。一般被保険者の医療給付費は減少すると見込んでおります。  2節特別交付金が県を通して入ってくる国の交付金や県の交付金になります。  まず、一つ目は、保険者努力支援分でございます。特定健診の受診率や特定保健指導の実施率、収納率向上に関する取組の実施状況などに応じて支援金が交付されるものでございます。  また、令和2年度からは保険者努力支援制度の中に、事業費として交付する部分が設けられ、国保ヘルスアップ事業が統合されるものとなりました。このときに、国保ヘルスアップ事業が拡充され、交付金の上限額が引上げられたため、令和2年9月補正予算において予算の組替えを行いましたが、令和3年度においては、当初予算にこの事業費分も合わせて計上をしております。これが増額の主な理由でございます。  次が、特別調整交付金分で、被保険者の被扶養者だった方や非自発的失業者の方などの保険税を減免した場合や、未就学児が多く医療費負担が多い場合など特別の事情がある場合に、県を経由して交付されるものでございます。  次が、県繰入金2号分で、収納対策や医療費適正化対策等に対して県から交付をされます。  次が、特定健康診査等負担金で、特定健康診査事業について基準額の3分の2が県から交付されます。  3款は以上でございます。  続きまして、4款の繰入金でございます。  1項一般会計繰入金では、まず、一番上の行と2行目は、それぞれ保険基盤安定繰入金という名称でございますが、一番上が保険税低減分でございます。これは低所得者の方の保険税を軽減した額について一般会計から繰入れるもので、軽減世帯数と軽減被保険者数から計算し、2,800万4,000円の増でございます。  太枠の列の1列左の列が3月補正後の額でございますが、3月補正後と同額で、令和3年度当初予算額を計上しております。これは見込みが非常に難しいためでございます。昨年度当初から増の理由は税率改定によるものでございます。  続きまして、2行目、同じ保険基盤安定繰入金の保険者支援分ですが、1,770万4,000円の増でございます。こちらは、軽減被保険者数と平均保険税額で計算をいたします。こちらの額も3月補正と同額、すなわち令和2年度実績額で計上をしております。昨年度当初から増の理由は、こちらも税率改定によるものでございます。  次に、その下の職員給与費等繰入金は主に歳出1款の総務費を中心に一般会計から事務費が補填されるもので、人件費分が減っております。  その下の出産育児一時金等繰入金につきましては、歳出2款4項1目の出産育児一時金の見込みの減でございます。こちらについては一般会計から3分の2を繰入れます。  そして、その次の財政安定化支援事業繰入金は768万1,000円の増でございます。保険基盤安定繰入額の増などにより増えております。  以上が法定の繰入れでございます。  次に、その他繰入金につきましては、平成30年度から決算補填の目的のものとそれ以外のものとに分けて計上しております。理由といたしましては、平成30年度の国保制度改革により決算補填の目的のために一般会計から繰入れなどをしている場合は赤字とみなされ、赤字の解消計画の策定が義務づけられているためでございます。一方で、国は公費医療制度において、現物給付を採用している自治体に対して行っている地方単独事業の医療給付費波及増等に係る交付金のペナルティー分等は赤字とみなさないとの考えを示しています。そこで、このような決算補填目的以外のものと決算補填目的のものに分けた結果、決算補填目的の予算はゼロ円となっております。  次に、2項基金繰入金でございます。歳入の不足分の調整のため繰り入れるものでございます。なお、これにより基金残高は1億9,473万円になります。  4款は以上でございます。  次に、6款諸収入につきましては、主に1款の延滞金は減額に、4項雑入においては血清クレアチニン等の検診に係る一般会計から国保特会の負担金が増額になっております。  6款は以上でございます。  歳入の御説明は以上でございます。  続けてもよろしいでしょうか。 51: ◯委員長内野明浩君) では、歳出までお願いします。 52: ◯国保医療課長(冨永普行君) それでは歳出の御説明をいたします。  資料の13ページをお願いいたします。  歳出の総括表となっております。  まず、1款の総務費につきましては、国保特会における事務経費でございます。  まず、1項の総務管理費は人件費の減が主な減額理由でございます。  次に、2項の徴収費は人件費と電算負担金の減が主な減額理由でございます。  1款は以上でございます。  続きまして、2款の保険給付費でございます。1項療養所費の1目一般被保険者療養給付費は、一般被保険者の方が保険証を使い病院を受診した際の医療費でございます。  次に、3目一般被保険者療養費は、補装具の費用など、後から払い戻す費用などでございます。  次に、2項1目の一般被保険者高額療養費は、医療費の自己負担額が一定額を超えた場合に払い戻す費用などでございます。これら一般分の療養給付費、療養費、高額療養費の予算額の算出に当たっては、新型コロナウイルス感染症の影響がある令和2年度前半の実績は使用せずに、平成29年度から令和元年度までの3か年の平均の伸び率などを基に算出しております。  次に、4項出産育児諸費の1目出産育児一時金につきましては、出産件数が減少すると見込んでおります。  次に、5項の葬祭諸費の葬祭費につきましても、件数は減少すると見込んでおります。  2款については以上でございますが、この2款のうち、1項5目の審査支払手数料、4項の出産育児諸費、5項の葬祭諸費以外は平成30年度の国保制度改革により、県がその費用を負担することとなっております。  次に、3款国民健康保険事業費納付金でございます。毎年1月に県が翌年度の事業費納付金額を算定し、各市町村に通知をいたします。その金額を当初予算に計上しており、1億4,000万円ほど減少をしております。  次に、6款保健事業費でございます。1項1目の保健事業費と2項の特定健康診査等事業費は、最後に貴島健康スポーツ課長が御説明いたしますので、先に1項2目の医療費適正化特別対策費から御説明をいたします。  医療費適正化特別対策費には、レセプト点検、ジェネリックの差額通知、医療費通知等に関する費用を計上しております。次に、3目のはり・きゅう費は、過去3か年の施術件数の平均伸び率を基に算出しております。  6款は以上でございます。  次に、9款諸支出金は保険税の還付金等でございます。増加すると見込んでおります。  9款は以上でございます。 53: ◯委員長内野明浩君) 貴島健康スポーツ課長。 54: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) それでは、私のほうからは、6款1項1目保険事業費及び2項1目の特定健康診査等事業費について御説明いたします。  本日、健康スポーツ課からお配りしておりますA3で1枚の資料のほうを御覧ください。こちらを用いて御説明させていただきます。
     表の見方ですけれども、左から、款、項、目、事業名、事業名の下に予算に関する説明書のページ数を記載しております。  次に、令和2年度当初予算額、令和3年度当初予算額、増減額、増減率、主な予算の内容、主な事業の内容、主な増減の要因となっております。事業内容につきましては、令和2年度から大きく変わった点はございません。  それでは、6款1項1目保健事業費の重症化予防対策事業費でございます。  前年度から340万5,000円、38.9%を増額継続でございます。主な予算の内容は、会計年度任用職員の給料、手当等、歯周病検診時の歯科医師、歯科衛生士謝金、重症化予防、糖尿病性腎症重症化予防における結果説明会に来ていただく管理栄養士、保健師などの専門職謝金でございます。増額の主な要因は、今までスポット的にパートタイムで任用していた専門職をフルタイムの会計年度任用職員、保健師に変更したことによるものでございます。  主な事業内容です。重症化予防対策事業、継続事業でございます。過去から直近までの検診やレセプト情報などのデータを活用し、訪問や面接、電話や文書による保健指導を3か月間継続的に実施し、個々の改善状況の最終評価を行うものでございます。  次に、糖尿病性腎症重症化予防事業、これも継続事業でございます。特定健診の結果から血糖値が高く腎機能の低下が見られる人で、生活習慣の改善で重症化の予防が期待できる人、人工透析導入前段階の人を対象に保健指導を行うものでございます。  次に、歯周病検診事業、こちらも継続事業でございます。歯周病と糖尿病などの生活習慣病には密接な関係があり、歯科疾患の予防行動は御本人の行動変容が比較的容易であることから歯科検診、口腔ケア、個別指導、集団教育を筑紫市歯科医師会と連携して実施するものでございます。  次に、その下の丸、保健事業費でございます。前年度から2万5,000円、マイナス2.4%の減額継続でございます。主な予算の内容は、国保連合会に委託しております頻回受診者訪問事業国保データベース運用管理業務でございます。減額の要因は、国保データベースシステムの運用管理業務委託料について、国保連の概算金額が前年度と比べて低く示されたことによるものでございます。ちなみに、この金額の算出については、県内の被保険者に占める春日市の被保険者の割合が基礎となっております。  主な事業内容でございますが、頻回受診者訪問事業につきましては、60歳から74歳の国保被保険者で医療機関に頻回、重複して受診している人や、多剤投与な人のうち、事前に訪問指導の承諾を得た方に対し、保健師などが適正な受診のための指導や助言、健康状態に応じた生活指導などを行うもので、国保連合会への委託事業になります。  次に、2項1目特定健康診査等事業費でございます。272万円マイナス6.6%の減額継続でございます。減額の主な要因でございます。1点目は委託料の集団検診業務、個別検診業務分では、受診者数の減を見込んでいるためでございます。これは、ここ数年は受診率が少しずつではありますが、上昇傾向にあるものの、分母となる被保険者数が減少しているため、受診率が上がる見込みを立てておりますが、結果として受診者数は減となり、委託料の前年度と比べて減額となったものでございます。  もう1点は、結果相談会や未受診者対策の電話勧奨などで、スポットで来ていただいていた専門職を、先ほど重症化予防対策事業で増員と説明いたしましたフルタイムの会計年度任用職員の保健師に統合したためでございます。  主な予算の内容でございます。会計年度任用職員、こちらは管理栄養士になります。1名分の給料、手当等、役務費として特定健診等事務手数料、郵便料、委託料として健診業務初回面接業務などでございます。  主な事業内容としては、特定健康診査の実施、受診率向上の取組、特定保健指導でございます。未受診者への受診勧奨の取組としては、平成30年度から実施しておりますA4サイズでの受診勧奨通知の送付、電話での受診勧奨を引き続き行います。  受診率向上の取組としてもこれまで行っていました人間ドッグデータ活用事業、平成30年度に開始しました医療情報収集事業に引き続き取り組んでまいります。  もう1点、新規事業ではありませんが、集団検診時に検診当日に行っている特定保健指導初回面接について、令和3年度は個別検診にも広げていきます。集団検診時には、この初回面接を行うことで特定保健指導の実施率が大きく上昇しましたので、個別検診にもその取組を取り入れるものでございます。ただし、保健師が在籍している医療機関になりますので、実施については限られた医療機関になります。個別検診受診者の保健指導については、なかなかその後の保健指導に結びつけにくい面がございますが、この取組で少しでも保健指導率を上げられるのではないかと考えております。  保健事業の説明は以上でございます。 55: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 56: ◯国保医療課長(冨永普行君) 令和3年度国民健康保険事業特別会計予算の御説明は以上でございます。 57: ◯委員長内野明浩君) ただいまの説明に関しまして、17号の議案の説明に関しまして、質疑のある方、よろしくお願いします。  原委員。 58: ◯委員(原 克巳君) まず、歳入のほうからお伺いしたいんですけれども、3款1項1目の2節特別交付金、保険者努力支援分の御説明の中で、前年比同額のところについては、ヘルスアップ事業が含まれますといった説明があったんですけれども、国保ヘルスアップ事業とはどういったものか、ちょっと詳しく教えていただいてよろしいですか。 59: ◯委員長内野明浩君) 貴島健康スポーツ課長。 60: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) ヘルスアップ事業として、基本的にこれまで取り組んでいるもののメニューが切り替わったような形で、令和2年度もどこかの時点の補正予算の説明でもさせていただいたと思うんですけれども、事業内容としてはですね、これまでも行っております未受診者対策であるとか、健診受診者のフォローアップ、40歳前の受診勧奨であるとか、生活習慣病の重症化予防における保健指導、健康教育、健康相談、そういったメニューについて事業実施をすることによって、国金がいただけるというものになっております。先ほど、国保連に委託しておりますと説明した頻回受診の方に対する保健指導の取組についてもこのメニューの中に入っております。  以上です。 61: ◯委員長内野明浩君) よろしいですか。原委員。 62: ◯委員(原 克巳君) 歳出のほうですけれども、3款1項1目の県への納付金の件ですけれども、約1億5,000万円ほど減になってるんですが、この減の要因は何ですか。 63: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 64: ◯国保医療課長(冨永普行君) 国保事業費納付金の減の主な理由はですね、大きく分けて二つあ挙げられますけども、資料のですね、7ページを御覧ください。  7ページの1のですね、1の表の下のあたり、ここに1人当たりの納付金額の減少の主な理由というのが記載しておりますが、まず一つ目がですね、保険給付費の減少になります。この保険給付費の減少は基本的に国保の場合はですね、1人当たりの医療費の金額は上がってるはずですので、通常であればですね、総額は被保険者数が減ってますから下がってきますけども、1人当たりの医療費は上がっていくことが予想されていたんですが、今回の新型コロナウイルス感染症の影響によってですね、受診控え等が発生しておりまして、いわゆる令和2年の前半の受診控え等を反映した推計方法を県のほうが使用しましたので、そうすると、この保険給付費、いわゆる市町村が払う医療費がですね、減少したというところで事業費のほうが下がっております。  それともう一点はですね、前期高齢者交付金の増加と書いてありますけども、これは国から県に対してですね、こういった交付金が交付されるんですが、この金額が、係数の見直しで増えましたので、国からのお金が増えましたら、その分、県は市町村から集める金額がですね、減るという仕組みになっております。  以上でございます。 65: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 66: ◯委員(原 克巳君) 6款1項2目、この医療費適正化特別対策費で、これはレセプトの点検が主だというふうに御説明いただいたんですけど、今、レセプトの点検というのは市の職員でやってらっしゃるのか、それとも外部に委託されているのかを教えていただいてよろしいですか。 67: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 68: ◯国保医療課長(冨永普行君) 民間の業者のほうに委託をしてですね、点検をしております。  以上でございます。 69: ◯委員長内野明浩君) ありがとうございます。原委員。 70: ◯委員(原 克巳君) これはちょっと先々の話になるかもしれないんですけど、今、主流というか、どこの自治体でも外部委託というのは多いかと思うんですが、今後AIを活用しながらレセプトの点検をしていくっていうところも先進的なところでは出てきてるように聞いてるんですよね。何日間もかかってるのが何時間で済むといった話も伺ってるので、今後はそういったAIを活用しながらのレセプト点検というのも、これはちょっと要望というか提案になりますけど、そういったところも視野に入れていったほうがいいのかなと、私自身は思っておりますので、この機会にお伝えをさせていただきました。 71: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。飯田委員。 72: ◯委員(飯田浩昭君) 保険者努力支援分のところで、今回も大きく伸ばされているということは、つまり、新しく国からも示されている、春日市というのは、3課での一体的な取組というのがスタートであるとか、この期待値が非常に大きいと見てよろしいでしょうか。 73: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 74: ◯国保医療課長(冨永普行君) 一体的の関連はですね、確認しないとですね、ちょっと分かりませんけども、基本的に毎年、指標とかですね、点数が変わってきておりますけど、いわゆる取組評価分といわれる部分についてはですね、令和2年度よりも若干多くですね、もらえるような通知が来ておりますので、それでこう計上しておりますが、いずれにせよですね、努力支援制度に挙げられている指標ですね、あの指標については、これからも続いていきますので、いろいろとチャレンジしてですね、少しでも高い点数を取れるように努力したいと思っております。 75: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。北田委員。 76: ◯委員(北田 織君) 歳出のほうで、総務費の中で、第1款第1項1目の関係と、それから人件費がかなり減になってるんですけれども、この要因はなんでしょうかね。 77: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 78: ◯国保医療課長(冨永普行君) 人件費の減の主な理由はですね、まず、正規職員の人数がですね、減になっております。予算上は19人から18人に一人減っておりますが、ただ、実質は令和2年度も18人で運営しておりますので、実際は変わりないんですが、予算上は令和2年度は19人で組んでましたけども、18人に一人減っております。それと、人事異動等による増減とか、人事院勧告によって期末手当の支給月数の減をしておりますけれども、これについては正規職員と会計年度任用職員両方に影響はしております。それから、その他の、時間外勤務手当とかそういったもので減になっております。  以上でございます。 79: ◯委員(北田 織君) 2項2目のところの人件費も同じことですかね、会計年度任用職員の関係。 80: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 81: ◯国保医療課長(冨永普行君) すみません、今、私が申し上げましたのは、1項の総務管理費の人件費でして、2項の徴収費のほうの人件費もですね、実は会計年度任用職員の方がお一人減っております。それは納税推進員さん分です。12月補正で御説明したと思うんですが、滞納者の数が減少しておりますので、納税推進員の方はですね、令和2年度は3人で組んでましたけども、もう2人ぐらいでいいかなということで、そこで会計年度任用職員の人数は一人減となっております。  以上でございます。 82: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。原委員。 83: ◯委員(原 克巳君) 支払準備基金の件ですけれども、先ほど御説明があった1億9,400万円というのは、令和3年度末の見込みの額ですか。すみません、確認です。 84: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 85: ◯国保医療課長(冨永普行君) 今の予定では、令和3年3月末残高でですね、2億1,588万4,000円になり、この当初予算のほうで、2,115万4,000円を繰り出しますので、結果的に令和3年度末は1億9,473万円になるということです。  以上でございます。 86: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 87: ◯委員(原 克巳君) 財政課で頂いた資料についてはですね、令和2年度末残高から載ってるんで、すみません、ちょっとその前の分をですね、私が調べればよかったんですけど、調べてないんで申しわけありません。その前、過去、ここ何年かの傾向として、基金残高っていうのは減少傾向にあるんでしょうか。 88: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 89: ◯国保医療課長(冨永普行君) 基本的に基金はですね、国保税率を、標準保険税率を上げてませんで、毎年基金を崩してる形になりますので、下がっています。当初はですね、基金を積んでますけど、1回基金に積んだ後はですね、もう減少しております。  以上でございます。 90: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 91: ◯委員(原 克巳君) 今後、将来にわたってやっぱり基金の残高っていうのはこれからも減少していくだろうという予想を立てられているんでしょうかね。 92: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 93: ◯国保医療課長(冨永普行君) 今回はですね、当初予算では基金から繰入れをしておりますので、基本的に国保税率をですね、標準保険税率にその基準まで上げない限りですね、基金は取り崩す形になるかなと考えております。  なかなか、県に支払う事業費納付金がですね、大幅に下がるということが考えられない。たまたま、令和3年度は、予想しなかった、コロナの関係とかですね、あとは、国のほうから、こういった交付金が入ってきたということがありましたから、今回税率上げりませんけども、基本的にはですね、現状の国保税率だと毎年基金を取り崩していかないといけないのかなと考えております。  以上でございます。 94: ◯委員長内野明浩君) 金堂健康推進部長。 95: ◯健康推進部長金堂円一郎君) 原委員からのお尋ねですけど、本当に国保特会の、ある意味、ここがやはり肝です。当然、県のほうの事業費納付金の額はその年度年度で示されますので、それに応じる形で税率改正なりはすることを基本にまず置きながら、片方では、この基金の状況も注視して、非常に、正直言うと国保財政は綱渡りの状態であるというような認識です。  これまでもお話ししてるように、健康寿命なりをですね、ああいったところでの健康づくりを重点的にやりながらという、なかなか具体的な成果というのは見えにくい部分も忘れずにというようなところで。  介護の特会と違いまして、国保の基金はもう2億円を切ってる状況なので、やはり必要に応じて、この現状を最終的には被保険者の皆様にお願いしないといけない部分が、今後出てくるとは思ってますので、そこら辺は十分注視しながら、健康づくりの事業もしながらというふうに行ってまいります。  すみません、ちょっと具体的な、自信を持った答弁はできないんですけども、大変注視しておるところです。 96: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。米丸委員。 97: ◯委員(米丸貴浩君) 今、部長が先に言っていただいたんで、今後の保険税率の話と基金の話はそれで終わろうと私も思ってる。じゃあ、どうしようかということが、今後の令和3年度の特別会計予算の話だろうと思っておりました。  私の認識が違ったら、課長、ちょっと教えてくださいね。今回は、令和2年度当初予算と比較して歳入歳出総額の差、対前年度比の差のこの要因というところは、まず一つは、歳入においては、繰入金のうち保険基盤安定繰入金、これが5,000万円ほど。それから支払準備基金の繰入金が2億3,000万円ほど。これで繰入金が1億9,000万円ほど減額になったことが一つ。歳出においては、保険給付費のうち、高額療養費──ここだろうと思います、これが4,000万円ほど減っていますね、対前年度比で。それから、国保事業費納付金、これは今ありましたけど、この中でも主に一般被保険者医療給付費分が1億4,000万円ほど減になったことが今回の令和3年度の大きなところかなと思ってるんですね。これは間違いないですかね。  そうであればですね、まず、歳入からお聞きしたいんですが、被保険者数の減少、これはずっとこういう傾向が続いてます。それから、減っているのに国民健康保険税が対前年度比で増となっている要因というのは、欄外に書いてありますが、県が示す収納率、ここが決算のときと比べると低いものによるもので対前年増えてるという理解でよろしいですか。 98: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 99: ◯国保医療課長(冨永普行君) 国民健康保険税がですね、現年度分でいいますと大体1.3%増加しております。滞納分は0.8%ですけども。特にこの現年度分の増加ですね、実は、令和2年度の当初予算時と令和3年度の当初予算時の当初予算の見込みの方法がちょっと違いまして。  といいますのが、令和2年度は税率改定をしておりますので、例えば過去3年間の平均とか、なかなか伸び率が使えずにですね、全体のデータがありまして、それに個別のいわゆる改定後税率を掛けて算出をしている形になります。その際に、被保険者数が減ってるものですから、令和元年度の当初課税のデータを使ってるんですけども、被保険者が減るということは、その分所得の総額も減りますので、それを見込んでですね、令和2年度の当初予算額を出してました。ただ、実際はですね、それを検証してみると、約10億円ぐらい開きがあってですね。どういうことかといいますと、令和2年度の当初予算の額がですね、実際よりも低く出ていると。そういうことで、低い令和2年度の当初予算額と令和3年度の額を比べると離れてしまうという形ですね。  なかなか、所得の見込みとかいうところが非常に難しくて、一応、被保険者が減少しているということで、いろいろ見込んだんですが、ちょっと低くですね、令和2年度の当初予算では見込んでしまったというのが主な原因でございます。  以上でございます。 100: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 101: ◯委員(米丸貴浩君) もう一つ教えていただきたいのは、歳入の中で県支出金のうち、特別交付金の県繰入金2号分、3款ですよね。これは県の予算枠っていうものがありますよというお話をちょっとされてたと思います。県の予算枠の範囲内で収納対策とか医療費適正化対策について、これを評価して交付されるという話もお聞きしました。昨年度当初予算と同額で計上されているわけですけれども、令和2年度3月補正では、先の委員会の中では、減額措置をしておりますよね。となると、このまま当初予算で、3月補正で減額措置をした分を考えると、過大な計上にはならないのかなという気がしてるんですけど、ここはいかがでしょうか。 102: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 103: ◯国保医療課長(冨永普行君) この部分についてはですね、まさに3月補正後の額に合わせることもちょっと考えたんですが、非常に見込みが難しい中で、今回はですね、令和2年の当初予算のほうを採用したということで、ただ、ここについてはですね、非常に見込みが難しいために、過大な額とは考えてませんけども、前年度の当初予算で今回組んだということになります。  すみません、非常に見込みづらいもので。 104: ◯委員(米丸貴浩君) 分かりました。 105: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。 106: ◯委員(米丸貴浩君) 中途中途で補正がかかってくるやもしれないという認識でおればいいですね。  それから、歳出のほうをお聞きしたいんですが。順番が逆になって申し訳ありません。まず、一般被保険者数は減少している一方で、一般被保険者療養給付費は増額ですよね。対前年度比の話で。数は減少してるのに、一般被保険者療養給付費が増額であるのは、1人当たりの保険給付費がこれはやはり高くなっている、高齢受給者の増加によって1人当たりの療養給付が同額になってる、そういう理由になるんですか。 107: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 108: ◯国保医療課長(冨永普行君) 被保険者数が下がってますので、基本的に、医療費が伸びるということはですね、1人当たりにかかる医療費が伸びているのは十分考えられると思っております。  以上でございます。 109: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 110: ◯委員(米丸貴浩君) そうであればですね、その下の一般被保険者高額療養費、ここは、対前年度比でいくと約6%の減になってるわけですよね。ここの違いというか、ここの理解がちょっと私はできなかったので。片や、1人当たりは上がって、でも上がるだろうと思ってたもの高額療養費が逆にここは下がるということは、過去には何ですか、すごく高額の方が何人かいらっしゃったらというお話もあったんですけど、ここはどういうふうに理解したらよろしいですか。 111: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 112: ◯国保医療課長(冨永普行君) 実際この一般被保険者療養給付費と一般被保険者高額療養費ですね、いずれもやはり非常に関連していて、正直、見込みが難しくなっておりまして、今回ですね、過去3年の平均の伸び率を使って、算出をしております。  例えば、ある方が同じ月内に医療費がすごくかかってしまうと、それは当然、一月の自己負担限度額っていうのが決まっておりますので高額療養費は増えてきます。ただ、そうじゃなくて、一月にかかる医療費はそんなに増えなくても、各月でそれが増えて年間トータルになればですね、そのまま今度、高額療養費はあんまり増えないけども、一般療養給付費のほうは増えてくることにもなるのかなと考えておりまして、いずれにせよ、なかなかこの高額療養費の伸びとかいうのがですね、非常に見込みが難しいために、あまり過大な予算になってもいけませんので、一応、過去の3か年の実績、令和2年度は除いてですね、平成29年から令和元年度の3か年の伸び率等を見て算出しております。ただ、あくまでも扶助費ですから、見込みと違う場合はですね、適切に補正予算のほうを計上させていただきたいと思っております。  以上でございます。 113: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。
    114: ◯委員(米丸貴浩君) その当たりを今、押さえたところでですね、じゃあ今後の話なんですけども、ちょっと表現が正しいかどうか分かりませんが、歳入をなるべく増やして、歳出を抑えるのが一番いいのかなと。適正化に努めるという意味でですね。まずは、歳入を増やす視点から考えた場合に、保険基盤安定繰入金は、前回、税率改定を行ったので、その影響で低所得者の方の税軽減分が増えたことが一つは要因ですよね。一般会計を経由して、国、県から4分の3の支援があるとはいっても、市の負担もあるので、極力、税率増にしないことがまず大事ですよね。保険税率を上げないということが大事だという観点からはですね。  県支出金のうち特別交付金は、特定健診受診率とか、さっき課長から説明がありました保健指導の実施率とか、たくさんありましたね。糖尿病重症化予防の取組とか収納対策もあった。この評価を伸ばしていくことが一つかなと。そのためには歳出6款の保健事業費の取組のところをどうしたらいいのかというところがやはり、今回の予算の中で見ていかなきゃいけないのかなと思ってるんですけど、こういう考えはこれでよろしいですか。 115: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 116: ◯国保医療課長(冨永普行君) 今、米丸委員がおっしゃられたとおりでございます。歳入を増やそうと思ったらですね、大きく分けて二つしかないと考えています。  一つは、国保税率の改定でですね、税率自体を上げる、または収納率をさらに上げていく、いわゆるそういう国保税に関したものと、それから、いろんな条件がありますけども、県のほうから交付金が入ってきますので、そこの部分でいかに交付金の額を増やすか、この2点に尽きるのかなと思っております。  交付金に関するものがやはり、歳出6款の保健事業に関するものがかなり多くありますので、歳出6款のところをですね、頑張って、何とか交付金を増やすというのがやれる方法なのかなと思っております。おっしゃるとおりでございます。 117: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 118: ◯委員(米丸貴浩君) 6款の中身を見てると、今度は貴島課長にお聞きするわけなんですけども、最初の説明の中で大きく内容の変更はありませんということだったんだけれども、そこだけ聞くと、これでいいのかなという気がします。ただ、その内容が大きく変わらなくても、その成果がどう現れてきたかというところが大事であってですね、補正のときにもちょっと話しましたけれども、結構、目に見えて数字で成果が私は出てきているというふうに感じてるんですね。具体的に見ていくと、受診勧奨をずっとお願いを、未受診者の方にというところだったんですけども、どのくらいの方に、未受診者対策もいろいろあるんですけれども、その前に、特定健診の受診月、速報値で今、出ますか。 119: ◯委員長内野明浩君) 貴島健康スポーツ課長。 120: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) 今年度分がまだ2月いっぱいまではあってましたので、まだちょっと速報値というのは出てないです。昨年度がですね、28%でしたので、令和3年度予算については、先ほど、委託料は下がってますけど、率は伸びる見込みを立ててますと申し上げましたけれども、予算としてはですね、1.2%の受診率の上昇を見込んでます。  委員おっしゃるとおり、6款の保健事業をどのようにしていくのかっていうところで、国保会計の県税制というんですか、そういったところも関連してくるんですけれども、予算の説明の中でまず、県からの支出金ですね、被保険者努力支援分の増額と私が説明した保健事業のほうで、会計年度任用職員の増額、増員ということで申し上げましたけれども、まず歳入の増の分を使って会計年度任用職員1名増やしたような形になってまして、実際担っていただくのがそういった未受診者対策であるとか、重症化予防の業務に、今までパートタイムの方を使ってやっていっていただいたのを、もうフルタイムで携わっていただくということで、これもすぐにどのくらい成果が出るかっていうのは、なかなか難しい面はあるかとは思うんですけれども、交付金を頂いて実施した事業で、なおかつ、別の事業評価の分の数字を上げていくということで、それがうまいサイクルになっていけばいいなというふうには今考えているところです。  以上です。 121: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 122: ◯委員(米丸貴浩君) 確かに今すぐ、1年後にどうのこうのっていう話では、特に重症化予防に関してはですね、重症化にならないっていうのは、1年でならない話ではないからですね、長いスパンで見ていく必要があるんですけれども、糖尿病性腎症の予防もそうなんですが、重症化っていうのは、糖尿病は特に感じないからですね、目に見えないから、いつの間にかっていうところが怖いので、今、保健指導を3か月間実施します、そして最終評価を行いますよというところなんですけれども、最終評価を行った後っていうのはどうなるんですか。評価を行って、この方に対しては、行動変容を起こすためいいろんなメニューをお示しするという形になっていくんですか。 123: ◯委員長内野明浩君) 貴島健康スポーツ課長。 124: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) 実際3か月で、例えば、何らかの数値が、すごく保健指導を受けて改善したという効果を見出すのがなかなか難しい期間かなとは思ってます。なので、まさに委員がおっしゃったとおり、生活習慣の行動変容を促した結果、次年度の健診で数字がどのように変わっていっているのかというのを見ていくことになります。その結果、次の年は保健指導の対象になってなければですね。 125: ◯委員(米丸貴浩君) よしとする。 126: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) はい。成果が一定出てるということにはなりますし、保健指導の対象になってしまったとしても数値は改善しているとかですね、そういった目に見えたものが現れることを期待してやってる事業になるのかなとは思ってます。 127: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 128: ◯委員(米丸貴浩君) 食生活の改善とかも当然入ってくるだろうと思うんですけれども、国保の事業ではないにしろ、食進会ってありますよね。食育に関する食進会の皆さんのお力を借りるとかですね。特会の審査なのでそこまで言っていいかどうか分かりませんが、いろんなメニューを考えてですね、お願いするところ、協力をいただけそうなところには、やっていかないと、なかなか、結果が1年後によかった人はよしとするけれども、そうでない人についてはですね、やはり必要ではないかなと思うんです。これ以外のところのそういう手法とかいうのは何かお考えないですか。 129: ◯委員長内野明浩君) 貴島健康スポーツ課長。 130: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) 食生活という部分も大事になってくるんですけど、今年度がですね、感染症の影響で、なかなか食に関する指導とかができにくい状況で、地区での活動も若干縮小ぎみになっているので、難しい面はあると思うんですけど、その他の取組としてはですね、先ほど、これは数字としてどこまで上がるかというのはあるんですけども、説明の中で申し上げました初回面接を、今まで集団の人しか拾えてなかった分を、個別健診で、大きい病院になってはくるんですけども、そこのほうにお願いをして保健指導の指導率のほうを上げていこうと、かなり、初回面接の事業で、どれぐらいですかね、率としてはかなり、それを始めたことで上がりましたので、率も20%以上上がってますので、それを個別健診のほうにも広げることで、どれぐらいかでも上げられないかということで来年度は計画しているところになります。 131: ◯委員長内野明浩君) いいですか。 132: ◯委員(米丸貴浩君) はい。 133: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますでしょうか。原委員。 134: ◯委員(原 克巳君) 先ほど聞き忘れたんですけど、歳出のレセプト点検ですね、1,300万円ほど外部業者に委託をしてるということだったんですが、これは個人情報のほうの観点から、何か協定を結ばれてるとか、注意していらっしゃることはありますか。 135: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 136: ◯国保医療課長(冨永普行君) 当然ですね、個人情報を扱いますので、その契約の中にそういった個人情報に関する取り決めといいますか、注意事項等はですね、折り込んで契約をしておりますし、重々、日頃から特に医療情報とかは非常に重大な情報になりますので、委託業者のほうにですね、その都度注意はしたりしております。  以上でございます。 137: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますでしょうか。北田委員。 138: ◯委員(北田 織君) 以前、医療費を抑えるためにジェネリックの話があったかと思うんですけど、多くの方に使用していただくために病院の先生方にお願いをしているというようなお話もあったかと思うんです。私も先生方のほうから処方していただいて、漢方とかいろいろ頂くんですけど、最終的に薬局の方がですね、薬剤師の方が処方箋を持って行ったとする、ジェネリックがこういう形で使えますよといったことでお話をしていただいたりすることがあるんですね。医者は処方箋を書きますけれども、ある面においては、処方箋を持っていったときに、薬局で薬剤師の方から、そういったジェネリックのをどうですか、使うというか、それを服薬することを含めて、薬局での推奨というか、そういったものを徹底することがジェネリック薬をもっと使っていただけるということにつながっていくんではないのかなという思いがしてるんですけど、薬局に関する働きかけというのはあるんでしょうか。 139: ◯委員長内野明浩君) 貴島健康スポーツ課長。 140: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) 薬剤師会のほうには、そういった、来られる方へのお勧めをしていただくっていうお話は当然させていただいてます。それとともに、残薬確認とかですね、そういった面も含めて、筑紫薬剤師会のほうとはそういうお話はさせていただいています。ただ、お医者さんと薬剤師さんの間で、お医者さんがジェネリックでないものを勧めたものを薬局のほうでそれが処方されるかというのは、またいろいろあるのかなという気はしておるんですけど、薬剤師会の協力のほうはお願いはしております。 141: ◯委員長内野明浩君) 北田委員。 142: ◯委員(北田 織君) 処方されたものを変えるというのは何だということもありますけど、実際に私なんかはそういったものを行って、そこで勧めていただいて、こちらが「結構ですよ」と言った場合は、薬剤師の方がお医者さんに連絡をして、こちらのほうにジェネリックを頂くというケースも実際自分が体験してますので、そういったこと等もできれば、なお浸透が図られるのかなということで薬剤師の方の事例も含めて話をしていただければと思います。 143: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。米丸委員。 144: ◯委員(米丸貴浩君) ジェネリックの話、高額薬品の話は以前、これいつもらったのかな、こういう「ジェネリック医薬品でお願いします」っていうケースを私はもらっているんだけど、これもその一つじゃなかったんですか。 145: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 146: ◯国保医療課長(冨永普行君) そのジェネリック医薬品のカードはですね、今も国保の窓口で、特に新規で加入される方にはお配りしてますので、それがあればですね、ぱっと薬局のほうで声かけもしやすいのかなと思って、一応、窓口のほうでは配布しております。 147: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 148: ◯委員(米丸貴浩君) 窓口で配布って、保険証を送付するときにこれがついてきたってなかったんですかね。私はこれ一緒に来たような気がするけど違ったんですかね。 149: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 150: ◯国保医療課長(冨永普行君) 窓口にも置いてますので、来られた方は持っていけるような状態になっているんですが、保険証送付のときに一緒に同封しているか、ちょっと確認をしておりませんので、そこは確認をしたいと思います。 151: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 152: ◯委員(米丸貴浩君) 確認はいいんですけど、一緒に送ったらどうかなというところですので、ぜひこれも進めていただけるのが一つかなと。「先生、これで」と言うだけで済めば、やはり気が楽じゃないかなと。これで年間2,000万円を超える効果があればもう費用対効果はすごいものですよね。ぜひよろしくお願いしたいと思っております。  それから、続けていいですか。 153: ◯委員長内野明浩君) いいですよ。 154: ◯委員(米丸貴浩君) これまで、特定健診受診率向上の取組の一つに検診情報提供事業、課長、今回言われなかったけど、国からの厚労省の何か通達か何かで難しくなったのが一つありましたよね。私もこの情報提供にずっと参加させていただいてたんですけど、私がかかってる病院、どことは言わず、かかってる大きな病院ですけれども、担当の先生が替わったんですけども、「実は先生、特定健診御存じですか」と言うと、先生は「知ってますよ」ということで、特定健診も検診センターのほうに行かずとも、これだけの項目を毎回採血して全部引っかかってくるんで、ここで一緒にやっていただいて、おなか周りと、身長、体重、血圧だけを測定していただいたら助かるんですけどね」「それは私もやってますよ」と言われたんですね。結構、患者さんのほうから言うのは難しいのはあるかとは思いますけども、これをやることで保健所たる春日市は、1回当たり、たしか7,000円から9,000円ぐらい療養費が浮くんじゃなかったかな、そう思っていたし、その先生も「そんなにかかるんですか」と御存じなかったので、「ぜひいいですよと。用紙があるんでしょう」と逆に言われたので、そういうところの周知をですね、国保データベースがある以上、誰がどこの病院に行ってるというのは、多分市外の方も分かるかと思いますので、そういうことも、これまで情報提供されて、お願いしてきた方にはやられたらどうかなというふうに感じるんですけど、いかがですか。 155: ◯委員長内野明浩君) 貴島健康スポーツ課長。 156: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) おっしゃられた医療情報収集事業についてはですね、基本的に、対象となるのは、医療機関で治療中の特定健診の未受診の方を抽出して、御本人のほうにこの事業に協力してくださいということでお便りを出しまして、紙を持っていってもらって記入していただくという形になりますので、なるべく多くの医療機関のほうに御協力いただければそれだけ数も増えてくると思いますので、この取組は平成30年度から始めまして今後も継続していく予定にしております。どのようにしたら、もっとより多くの収集ができるのかっていうのは常に考えていきたいと思います。  それと、情報提供事業はですね、委員にも毎年御協力いただいてたんですけど、ちょっと微妙なところがございまして、最後の指導をするかどうかの判定が、医師が関わらないと問題だということで、事業のほうは停止ということになりましたので、今後は、医療情報収集のほうに力を注いでいく形になるかと思います。 157: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。原委員。 158: ◯委員(原 克巳君) 先ほど北田委員からジェネリックの話があっていて、私も全く同じ意見です。やはり薬剤師会とかお医者さんに対するお願いですよね、その辺がポイントではあるんだけれども、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・今後、ポイントとしては、受診される人に対する周知っていうか、お医者さんに対してなかなか、患者さんが「ジェネリックを出してください」って言いにくい雰囲気があるんだけれども、そこは言っていいんですよというような周知の仕方とか、やはりジェネリック自体を御存じない方も、特に高齢の方とからおられるんじゃないかと思うんです。  個人的な話になるんですけど、先日も私、妻と話してて、妻も「ジェネリックって何」みたいな話に家庭内でなって、ジェネリック自体を御存じない方っていうのも多くいらっしゃるんじゃないかなと思います。そこも含めてですね、受診した際に患者の側から、そういったジェネリックをお医者さんに対して希望してもいいんですよというような周知の仕方もあるのかなというふうに思いますが、その辺いかがでしょうか。 159: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 160: ◯国保医療課長(冨永普行君) ジェネリック医薬品については、毎年、市報等でですね、周知はしておりますけども、その周知の仕方を委員が言われたように、被保険者の方が御本人でそういった要望ができるような形で、できますよというようなことを被保険者の方に理解してもらえるようにですね、広報の仕方を考えていきたいなと思っております。ありがとうございます。 161: ◯委員長内野明浩君) ほかにいいですか。米丸委員。 162: ◯委員(米丸貴浩君) 一つだけ確認させてくださいね。  ジェネリックの話が出るんだけど、医師の処方箋を持って調剤に行きますよね。調剤薬局で私は「米丸さん、ジェネリックありますよ」と言われたので変えていただいた。変えたことは調剤薬局から先生のほうに通知がいくんですか。 163: ◯委員(北田 織君) すみません、私の経験からすると、薬局でそういうふうにおっしゃっていただいて、その場でお医者さんに電話をしていただいて、それでオーケーが出て2回目以降は全く同じ薬をずっと出されるようになられました。恐らくちょっと分からないけど処方箋が書かれてるので、処方箋を変えるというのは、勝手に薬剤師が自分の判断でするということはできないんじゃないでしょうか。だから医者との連携を取って……、すみません、あくまでも私の個人的な、医者と連携を取った後でそういうふうにされて2回目以降は当然連絡がいってるのでそういう処方箋に変わるかと思います。 164: ◯委員(米丸貴浩君) 今、北田委員のケースを言われたので。私はですね、言われて変えていただいたんですね。そして毎回、日赤に行ってますけれども、医師の処方箋は先生が処方した薬の名称が出てますし、それを持っていくと、自動的に私は毎回ジェネリックがもらえるんですね。だから、先生は御存じないのかなと思ってるんですけどね。それは、薬局でやり方が違う、病院で違うんですかね。私の周りはジェネリックに何の抵抗もなく「いかがですか」「お願いします」で終わる。これだったら普及しますよね。そこのとこがどうなんですかね。調剤薬局ごとで違うのかな。 165: ◯委員長内野明浩君) 貴島健康スポーツ課長。 166: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) 私ははっきりしたことはちょっと存じ上げないんですけれども、恐らくやっぱり、おっしゃるように薬局とその医療機関によってちょっと対応は少し変わってくるのではなかろうかというふうに、以前ちょっと薬剤師会の方と話したときにそのような印象を持った覚えがありますので、恐らくそこそこでやり方はちょっと違うのではないかと思います。 167: ◯委員長内野明浩君) その辺は執行部のほうから何か確認は取れますか。医師会なんかに。もしあれだったら、今度、次回の委員会で教えていただけるとね。 それでは一旦、休憩します。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午前11時54分                 再開 午前11時55分                ──── ─ ──── ─ ──── 168: ◯委員長内野明浩君) ほかに質疑はございますでしょうか。金堂健康推進部長。 169: ◯健康推進部長金堂円一郎君) 本日の審議等をですね、やり取りを聞きながら、ちょっと気持ちを新たにした部分があります。やはり市民の皆様が安心して、御病気になられたときに病院にかかるという、そもそもの制度ですので、先ほどの審議の中にありましたとおり、歳入予算をどう確保するか、そして出をどう制するかというのが非常に大切、ここに正直、尽きます。  この事業というのは所管がまたがります。当然、例えば歳出側の保健事業については、手足は健康スポーツ課です。ということはやはり国保医療課長は国保の土台を握っているというふうな意識の下、所掌は健康スポーツ課長ですけども、そこにいきながら、末端、現場で働く職員にこういった全体像の中のこの部分をみんなに頼んでるんだと、血液をですね、より、これまで以上に流していかないといけないなという思いを、そこが健康推進部が一枚岩になるという、介護保険もそうですし、そういった思いを、今日の審議とかを聞きながらですね、国保事業をどういうふうに守っていくのか、維持していくのか、多分、令和3年度は冨永課長が積極的にですね、多方面に──いや、忙しいのは本当に分かります、だけど、やはりそこに思いをきちんと伝えて、現場サイドで努力している職員なりにですね、また使命感を与えてもらったらということで、来年度、絶対頑張ってくれると思いますので、見守っておりますから、よろしくお願いいたします。 170: ◯委員(米丸貴浩君) 部長にあれだけ言うていただいたんだから、委員会としても、委員長、何か言ったらどう。言うべきよ。 171: ◯委員長内野明浩君) そしたら、ほかに質疑はないですね。  それでは、第17号議案は審査を終了いたします。  ここで一旦休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午前11時57分                 再開 午後1時00分                ──── ─ ──── ─ ──── 172: ◯委員長内野明浩君) 今から委員会を再開いたします。  それでは、次に、第18号議案「令和3年度春日市後期高齢者医療事業特別会計予算について」を議題といたします。  説明員の説明を求めます。冨永国保医療課長。 173: ◯国保医療課長(冨永普行君) それでは、第18号議案、令和3年度春日市後期高齢者医療事業特別会計予算の御説明をいたします。  まず、令和3年度の予算書の29ページをお願いいたします。  第2表、債務負担行為でございます。  納入通知書等印刷及び封入封かん業務委託料は、後期高齢者医療保険料分で、継続でございます。債務負担行為は以上でございます。 174: ◯委員長内野明浩君) ただいまの債務負担行為について質疑はありますか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 175: ◯委員長内野明浩君) ないようです。続けてください。冨永国保医療課長。 176: ◯国保医療課長(冨永普行君) それではですね、先ほどの資料の14ページをお開けください。  歳入の総括表でございます。一番右側に予算に関する説明書のページを記載しております。後ほど御確認ください。  まず、14ページの表の中の太枠の一番下、令和3年度当初予算額は15億498万9,000円で、前年度から5,901万9,000円の増となっております。  それでは、歳入から御説明をいたします。  1款の後期高齢者医療保険料は、1款合計で対前年度4,205万7,000円の増でございます。被保険者数が増えていることが主な理由でございます。  なお、後期高齢者医療保険料は2年ごとに税率の改定が行われていますが、令和3年度は税率据置きの年度となっております。  収納率は総括表の一番右端の主な増減理由等の欄に記載しております。現年度分が99.57%、滞納分が41.70%で見込んでおります。ともに、令和元年度の実績の収納率でございます。  1款は以上でございます。  続きまして、3款繰入金は対前年度で1,686万8,000円の増でございます。
     まず、1目事務費繰入金は、本市の後期特会を運営するための事務費と後期高齢者医療広域連合の運営のための事務費を一般会計から繰り入れるものでございます。どちらの事務費も増額となっております。  本市の後期特会を運営するための事務費は、主に人件費の増によるものでございます。  また、広域連合の事務費については、広域連合の令和3年度当初予算において前年度決算剰余金見込額の計上を見直したことにより、市町村事務費負担金が増額になったものでございます。市町村事務費負担金の精算時には、前年度決算剰余金額が考慮されて精算をされますので、市町村事務費負担金の額の算定について実質的な影響はございません。  一方で、保険基盤安定繰入金についてでございます。軽減対象者数の増加に伴い増えております。  3款は以上でございます。  次に、4款繰越金は頭出しでございます。  5款諸収入は、1項延滞金、3項預金利子以外は頭出しでございます。  歳入は以上でございます。  続けてもよろしいでしょうか。 177: ◯委員長内野明浩君) 続けてお願いします。 178: ◯国保医療課長(冨永普行君) 続きまして、歳出の御説明をいたします。  15ページをお願いいたします。  まず、1款の総務費は全体で243万3,000円の増でございます。増額の主な理由は、職員の人件費、郵便料の増でございます。  1款は以上でございます。  次に、2款後期高齢者医療広域連合納付金は、前年度と比べて5,658万6,000円増加しております。広域連合納付金は、保険料負担金、保険基盤安定負担金、後期高齢者医療広域連合事務費負担金を納付するもので、歳入で御説明いたしましたとおり、いずれも増加しております。  2款は以上でございます。  次に、3款諸支出金は還付金等の頭出しでございます。  次に、4款予備費も頭出しでございます。  後期高齢者医療事業特別会計の御説明は以上でございます。 179: ◯委員長内野明浩君) それでは、第18号議案の説明につきまして、質問をお願いいたします。  原委員。 180: ◯委員(原 克巳君) 歳出のほうで、今、御説明があった2款1項1目ですけども、5,600万円ほど増になってますが、増になった理由を教えていただいてよろしいでしょうか。 181: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 182: ◯国保医療課長(冨永普行君) まずですね、保険料負担金、保険基盤安定負担金、広域連合事務費負担金を納付するものになりますので、歳入のほうの1款を見ていただきますと、保険料が令和2年度と比べて増加しております。4,205万7,000円ほど増加しております。これと5款1項1目1節の延滞金ですね、この二つを保険料負担金で払います。1款の保険料、それから5款1項1目の延滞金、どちらもですね、増額になっておりますので、当然同じ額を広域連合のほうに払いますため、この分がまず増ですね。  それから、保険基盤安定負担金もですね、ここ歳入のほうを見ていただくと、3款1項2目1節ですね、ここで令和2年度と比べて1,223万5,000円ほど増えております。この分を歳出側でも保険基盤安定負担金として広域連合に払います。  それから、最後、広域連合に払う事務費負担金ですけども、事務費負担金は、この3款1項1目1節事務費繰入金の中の一部に入っておりますが、広域連合事務費負担金単独で見ますと、対前年度219万4,000円増えております。  いずれの負担金に増えて、それを合計して、この歳出側の2款のほうに出てきているということでございます。  以上でございます。 183: ◯委員長内野明浩君) よろしいですか。ほかにございますでしょうか。米丸委員。 184: ◯委員(米丸貴浩君) 後期高齢者医療事業は、今、課長から御説明があったとおりなんですけれども、今年度税率が改定になった分がこうして今、反映されてきているんだろうと思うんですね。直接、春日市にとってと言ったら語弊があるのかもしれませんけれども、国保と違って、お納めていただいた分がそのまま右から左にというような構造的にはなっているものの、一般会計のときにもちょっとお話があった、そうとはいえ、春日市民である以上、いつまでも元気でいていただく必要があるので、高齢者医療と介護予防の一体的な取組っていう形になってくるんだろうと思うんですよね。直接、この事業の中で、後期特会の中でそれがここで反映しますよというのがないものの、間接的にはそういうのがたくさん出てきて、国保とか介護でやった影響がこの後期特会の中に間接的には現れてくる、そういうような理解でよろしいですかね。 185: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 186: ◯国保医療課長(冨永普行君) おっしゃるとおりでですね、来年度から後期高齢者広域連合のほうから委託を受けまして、春日市においてもですね、そういった一体的な取組ということで後期高齢者医療の被保険者に対しても介護予防とあわせて保健事業をやっていきますけども、当然それをすることによって、後期高齢者医療の方の医療給付費が下がればですね、それが保険料に反映されて、保険料の上昇が抑制されたり、また、逆に税率が下がったりということにもつながってくるのではないかと考えております。  以上でございます。 187: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 188: ◯委員(米丸貴浩君) ありがとうございます。  来年度以降、国がどういうふうな、またメニューを示してくるかというのは私もよく分かりませんけれども、後期高齢者医療制度事業費補助金を活用した保健事業とか、これは広域連がなさることではあるものの、特別調整交付金を活用した保健事業とか、たくさんのメニューが準備されているように思えていて、こういうことを私どもも、ほかの事業であるけれども、やっていくことによって、保険者インセンティブとかが今から出てくれば、それが回り回って先ほど言った春日市にもよい影響があるということでよろしいですかね。 189: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 190: ◯国保医療課長(冨永普行君) おっしゃるとおりでございます。  春日市としてもですね、後期高齢者となると保険者が広域連合となって、ちょっと遠のいてしまうようなイメージがありますけど、同じ市民ですので、春日市自体も広域連合の一つに加わって保険運営してますから、当然、後期高齢者の方についても保健事業に力を入れてですね、医療費抑制を図っていきたいと考えております。 191: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 192: ◯委員(原 克巳君) 基本的な質問で大変、恐縮なんですけれども、歳出の先ほどの納付金の負担金の件ですが、負担金の算出根拠としては、単純に、被保険者の人口で算出するということでよろしいですか、春日市の負担金としては。 193: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 194: ◯国保医療課長(冨永普行君) それぞれでですね、広域連合が見込みを立てますけども、広域連合に加盟してる、広域連合を構成してる各市町村の人数が違いますので、被保険者数の伸びとかをですね、広域連合が見込んで負担金を出していってます。 195: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 196: ◯委員(原 克巳君) 単純に、そしたら、被保険者の数でっていうことではないわけですね。 197: ◯委員長内野明浩君) 冨永国保医療課長。 198: ◯国保医療課長(冨永普行君) 単純に被保険者の数というよりも、例えば、広域連合に払う事務費負担金であれば、大きく三つ項目がありまして、均等割とかですね、均等に経費を分ける部分と、高齢者人口割という高齢者の人口によって分ける部分と、あと人口割という各市町村の人口規模によって分ける部分とありますので、そういったものを組み合わせて負担金の額を出しているという状況でございます。 199: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 200: ◯委員(米丸貴浩君) 私はイメージがちょっとわかなかったんで、課長、教えてもらいたいんだけど、例えばですね、今、サロンをいろんな地域でやってあるじゃないですか。高齢者の方の集いの場の一つとして。そこには年齢制限がないわけですよね。誰でも来てくださいと。そういう通いの場に75歳以上の方が来られて、そこで健康指導とかをやってあるとか、体操とかやってあるとか、これは今、地域の高齢者対策の一つとしてやってるだけであって、ここには75歳以上だから広域連合から費用が入ってるわけでも何でもないと思うんですけれども、それを大々的にやっていく形になったときに、例えば広域連合が市に委託してこういうのをやってくださいとかいうのが今後考えられるんですか。  違うのかな。どうなんだろう。 201: ◯委員長内野明浩君) 貴島健康スポーツ課長。 202: ◯健康スポーツ課長(貴島宏一君) 今の御質問の分は、先日の予算審査特別委員会で御説明した高齢者の保健事業と介護予防の一体的な実施の部分になろうかと思います。  今進めているのは──確かにおっしゃるとおり、来られる方が厳密に75歳以上なのかどうなのかというのは非常に切り分けが難しくて、何人いるから幾らもらえるとか、そういうことではなくて、今のところは結局、企画調整をする専門職の人件費っていうのが手当されているような形でですね、その保健師がいろんな事業の企画をして、そういった通いの場のほうに出向いて、そういった指導の中にフレイル予防であるとか、口腔ケアであるとか、そういった指導をしていくというようなのが、一体的実施の中身になってきますので、実際、後期特会の中にですね、何かの予算が現れるっていうわけではないんですけどですね。一般会計で受入れてますので、そういった経費については。経費といっても、結局、人件費が主になってくるんですけど。お答えになりましたでしょうか。 203: ◯委員(米丸貴浩君) 分かりました。ありがとうございます。 204: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますでしょうか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 205: ◯委員長内野明浩君) ないようでございます。  第18号議案の審査を終了いたします。 206: ◯委員長内野明浩君) それでは、次に、第19号議案「令和3年春日市介護保険事業特別会計予算について」を議題といたします。  説明員の説明を求めます。  武末課長。 207: ◯高齢課長(武末竜久君) それでは、第19号議案「令和3年度春日市介護保険事業特別会計予算について」を説明いたします。  初めに、債務負担行為がありますので、令和3年度の春日市予算書の36ページを御覧ください。  1行目の普通徴収納入通知書印刷及び封入封かん業務委託料は、継続でございます。  2行目の介護保険制度説明パンフレット印刷費、これも継続でございます。  債務負担行為については以上です。 208: ◯委員長内野明浩君) ただいまの債務負担行為について、質疑はありますか。米丸委員。 209: ◯委員(米丸貴浩君) 課長、パンフレット印刷費、今、継続っていうお話をいただいたんですけど、いずれ、次の説明で出てくるのかなとは思ってたんですが、事業計画の基本目標の(2)かな、ここに介護予防に関する情報提供(チラシ、DVD、ウェブ等)というのがあって、この部分の話がこのパンフレットになるんですか。継続だったので、これまで使ってたのをさらにということなのか、それともまた目新しいパンフレットが印刷される、準備されるのかっていうのを教えてください。 210: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 211: ◯高齢課長(武末竜久君) ここで印刷費で設定してるのは、「まごころ」ですね。「まごころ」と、納入通知書に封入してる介護保険のミニパンフレットになります。 212: ◯委員(米丸貴浩君) ミニパンフレットって、この辺の話ですか。 213: ◯高齢課長(武末竜久君) 納入通知書に入れる、ちっちゃい折り込みの概要説明のパンフレットだったんですけど、一応その分になります。 214: ◯委員長内野明浩君) よろしいですか。  それでは、続けてください。 215: ◯高齢課長(武末竜久君) それでは、歳入歳出予算について説明させていただきます。高齢課の資料の7ページをお開きください。  A3の縦の分ですね。表の欄外に予算に関する説明書のページを記載しておりますので、後ほど御確認ください。  一番下のGの枠を御覧ください。  歳入歳出の総計はともに、73億5,193万3,000円で、前年度と比べて4億115万2,000円、5.8%の増額となっております。  右側の歳出から主な内容について説明いたします。説明する科目については色づけしています。  まず、黄色のAの給付系の枠の一番下、給付系歳出の合計の2)の部分で、対前年度が6.5%の増となっております。この中で、上から2行目の介護予防サービス、つまり要支援者を対象とした通所リハビリや訪問リハビリなどの費用ですね。あと、6行目の居宅介護予防福祉用具購入費、入浴や排泄などに使用する福祉用具の購入費用になります。  下から3行目の特定入所者介護予防サービス、介護保健施設やショートステイの食費と居住費の軽減費用などの費用は減額となる見込みの一方で、上から3行目、4行目の地域密着型介護予防サービス、春日市民だけが利用できる小規模な通所介護やグループホームなどの費用とその下の施設介護サービス特別養護老人ホームなどの施設入所費用などの費用が増額となる見込みでございます。  いずれも、第8期事業計画策定による給付費の推移を踏まえながらも、令和2年度の実績に基づいて令和3年度の給付費を算定しております。  次に、Dの大枠、地域支援事業の右側のオレンジ色の部分でございます。  総合事業に係るもので、介護予防生活支援サービス事業費は要支援者に対する訪問型、通所型サービスでございます。要支援の認定者数の伸びにより増額を見込んでおります。  次の枠の緑色の地域包括支援センター運営事業費は48.8%増となっております。令和3年4月に東地域包括支援センターが開設すること及び既存の北、南の両地域包括支援センターの委託料の見直しを行ったことによる増額でございます。  ここで地域包括支援センターの委託料について説明いたします。 216: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 217: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 続きまして、資料の8ページのほうを御覧ください。  地域包括支援センター業務委託料予算額の推移及び内訳につきましては、表のとおりでございます。  債務負担行為補正は、東地域包括支援センター分は、事業者公募の関係で昨年3月に、既存の北と南地域包括支援センター分は昨年12月に御議決をいただいております。  業務委託料が令和2年度から3,087万9,000円、66%の増額となっております理由は、一つには、令和3年4月に地域包括支援センターを1か所増設すること、及び二つ目に、それに伴う既存2か所の地域包括支援センター委託料の積算見直しを行ったことによります。  具体的な見直しの内容は、3、業務委託料の計算方法を御覧ください。  地域包括支援センターの委託料は、基本額と事務所賃借料等相当額の合計で算出をしております。既存の北と南の地域包括支援センターには、基本額の中に令和3年度1年を通して行っていただきます東地域包括支援センターへの引継経費が含まれています。  まず、1、基本額につきましては、管理者と必要人数分の専門職、事務補佐職員の人件費及び光熱水費等を含む事務費で算出をしております。人件費の必要人数については、独居高齢者数割と独居以外高齢者数割から算出をされた必要人数としております。  また、北と南の地域包括支援センターには、ケアプラン1件につき2時間の業務が発生すると想定して業務引継経費を算定しています。事務所賃借料等相当額につきましては、物件を借りている場合や運営法人が所有する場合の実態に合わせて算出しています。具体的には、北や東地域包括支援センターのように賃借物件の場合、実際の事務所賃借料月額と基準額の低い額に12を乗じた額、また、南地域包括支援センターのように法人所有物件の場合は、春日市財産管理要綱の規定を準用して市が算出した金額となります。  地域包括支援センター運営事業費に関する説明は以上です。 218: ◯高齢課長(武末竜久君) それでは、資料の7ページ目にお戻りください。  その下の任意事業費は11%の増となっております。会計年度任用職員によるものと、配食サービス事業費、あんしんコール事業費、介護用品給付サービス事業費の令和2年度の利用状況を踏まえたものとなっております。 219: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 220: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 続きまして、認知症の方の見守りを推進するため、新たな取組として、認知症高齢者等事前登録制度登録者の早期発見に向けたシールの導入を御説明いたします。資料は特にございません。すみません。
     現在は、認知症高齢者等の行方不明発生時には、事前登録情報を基に春日市総合情報メールやLINE、福岡県防災メールにより情報発信を行い、早期発見に取り組んでいます。今日も実際、発生しまして、情報メールを流したところです。  今回さらに、本人や家族の負担軽減を図るとともに、警察など関係機関との速やかな連携に備えるために、新たにシールを導入いたします。  事業の実施方法は、事前登録申請に基づき、市へ個人情報及び写真の登録をしていただいた後、事前登録者のシールを家族などへ交付をいたします。そのシールをふだん使用する靴や持ち物に添付していただきます。既に事前登録がお済みの方には7月頃の郵送を予定しております。  市報や市ウェブサイトをはじめ、認知症の方を支援しているケアマネジャーなどの関係者などにシールの周知を行い、行方不明高齢者等の早期発見や見守りの一助としていただきたいと考えています。  シールは、反射ライト剤PP加工されたシールに春日市章と「春日市」の文字を入れ、大きく番号を印刷いたします。警察や市高齢課に連絡があればすぐに本人確認や緊急連絡先が分かる仕組みになります。  認知症高齢者見守り事業につきましては、以上です。 221: ◯高齢課長(武末竜久君) それではまた、資料の7ページ目に戻っていただきまして、生活支援体制整備事業費は4%の増となっております。  その次が、認知症施策総合推進事業費は、ほぼ同額となっております。  次の在宅医療・介護連携事業費は5市の高齢化の割合に応じて委託料を案分した結果となっております。  その次の地域ケア会議推進事業は、前年度と同額でございます。  次の大枠Cの過年度清算金の第1号保険料還付金につきましては、過年度の状況等を踏まえ、令和3年度の執行予定額を見込んだところでございます。  次に、Bの大枠、調整資金の右側ピンク色の介護給付費準備基金積立金については、歳入と歳出の調整をしております。  次に、Fの事務系の大枠の右側の青色の部分、総務管理費の減額でございます。人事異動等に伴う人件費の減と第8期事業計画策定のための業務委託料の減などにより総務管理費全体として4.1%減額となっております。  介護認定審査会費につきましては、会計年度任用職員によるものと、筑紫地区介護認定審査会事務局において令和2年度に介護認定支援システムの更新作業が終了したことによる共同設置負担金の減額などにより9.3%の減となるものでございます。  歳出は以上です。  続いて、歳入を一緒によろしいですか。 222: ◯委員長内野明浩君) よろしいですよ。 223: ◯高齢課長(武末竜久君) 続きまして、左側の歳入予算につきましては、上から、Aの給付系の特定財源は歳出の給付費に定められた比率に乗じて算定しております。また、黄色の第1号保険料は、その下の地域支援事業のオレンジ色の部分と緑色の部分と保険料を合わせて、その総額は第8期保険事業計画で定めることとしている額を予算に計上しております。  4行目の国の調整交付金の率につきましては、第8期事業計画期間中の給付費を推計するに当たり国の推計システム上で計算された調整率を使用しており、現時点では1.85%で計算しております。ちなみに、令和2年度の実績は2.42%です。  一番下の低所得者保険料軽減繰入金は、第8号議案で説明いたしました介護保険料の軽減強化を行ったものでございます。第1段階から第3段階までの軽減した保険料について、市が総額を一般会計から介護保険特別会計に繰り入れるものでございます。この繰入額に対し、国が2分の1、県が4分の1を負担し、一般会計で歳入として受入れるものでございます。調整交付金は、後期高齢者の加入割合と所得段階別被保険者割合によって全国的に調整されております。第8期は、後期高齢者を75歳から84歳、それと85歳以上に細分化されており、その影響があるものと考えております。最終的には国からの調査が大体1月頃にあるんですが、その結果により交付されることとなります。  続きまして、Bの大枠、地域支援事業の左側のオレンジ色の事業で、一般介護予防事業受益者負担金は、いきいきプラザ及び総合スポーツセンターでの事業の利用者負担金です。コロナ禍の中で感染状況に配慮して人数制限等を行いながら実施しておりますが、例年のような事業見込みは立てられない状況です。  第1号保険料と支払基金の割合と国調整交付金の率については、給付費と同じですが、歳出が前年度当初予算との比較で増加の傾向にありますので、支払基金交付金も同様に見込んでおります。  その下の枠の包括的支援事業・任意事業受益者負担金は、あんしんコール事業の負担金ですが、令和2年度の実績を考慮し、見直しております。この総合事業以外の地域支援事業の枠は第2号被保険者に係る支払基金交付金の対象にはなりませんので、その分が国、県、市の交付金で支弁することとなっております。  保険者機能強化推進交付金は過去3か年での交付額の最低額で計上しております。雑入の増額は配食サービスの食数の令和2年度の実績により増額を見込んだものであります。  次に、Bの調整基金の左側ピンク色の部分については、介護給付費準備基金からの繰入金、介護給付費準備基金運用収入を計上しております。  介護給付費準備基金は、歳出の給付費及び歳入の保険料、いずれも第8期介護保険事業計画における算定に合わせて計上した中で、当該年度に徴収する保険料では不足する場合に基金からの繰入れを予定するものでございます。  Fの事務系の左側の青色の部分は、一般会計からの職員給与費と事務費の繰入金などを計上しています。職員給与費等繰入金は歳出の総務管理費の減額に伴うもの、事務費繰入金については介護認定審査会費の減額に伴うものでございます。  次、資料の9ページを御覧ください。  介護給付費の推移を平成27年度から令和3年度分まで掲載しております。  右から2列目が前年度当初予算との比較をしていますが、下から3行目の給付費等合計の1)のところは、前年度から4億597万7,000円の増額、前年比6.5%の増となっております。平成28年の1月から総合事業開始に伴い、要支援に対する訪問型サービス、通所型サービス、これに伴う介護予防ケアマネジメント総合事業審査支払手数料を移行させておりますので、下から2行目でこれに係る額の増加分を加えますと、合計としては、一番下の4億2,291万4,000円、対前年度比で6.5%の増となります。  令和2年度の当初予算ベースでは、令和元年度の決算見込みを考慮し、給付費の生計を行っておりましたが、結果として施設介護サービスが伸びなかったこと、コロナ禍の影響もあってか介護予防サービスが前年度を踏まえた推計のような伸びが見られなかったこと、総合事業の現行相当サービスにおいて給付費の伸びは抑えられたことなどにより、令和2年度においては当初予算と決算見込みの比較では約4,836万円の差が生じております。  また、令和3年度と令和2年度の当初予算の比較では、先ほどのとおり6.5%の増となっておりますが、その主な要因としては、第7期計画期間中に整備した定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護の地域密着型サービスと広域型の特別養護老人ホームの施設介護サービスの利用が伸びるものと見込んでおります。  さらに、地域区分の見直しを行ったことも要因の一つです。この見直しは、利用者負担や介護給付費、第1号被保険者の保険料負担に直結するものですが、介護事業者の運営の安定化、介護職員の処遇改善などの視点から必要なことだと考えております。また、昨年からのコロナ禍の中で感染防止策を図りながら介護職員の働きについては、大変すばらしいものがあります。事業者の皆様には、このような趣旨を御理解いただき、介護職員の処遇改善に御配慮いただくようお願いしております。  なお、一番下の総計を見ていただきますと、決算ベースで平成29年度から30年度は、1億925万円の増額。平成30年度と令和元年度の決算を比べますと、1億6,549万円の増。令和元年度の決算と令和2年度の決算見込みの比較では、3億6,497万円の伸びとなっており、令和2年度の決算見込みと令和3年度当初予算では4億7,000万円の伸びとなっております。3月補正時点の額ですので、最終的な決算額とは差が出るものとは思いますが、いずれにしても増加傾向にあります。  令和3年度介護保険事業特別予算の説明は以上となります。  予算書並びに予算説明書については後ほど御確認ください。  説明は以上です。 224: ◯委員長内野明浩君) それでは、第19号議案の説明に対しまして質疑があればお願いいたします。  原委員。 225: ◯委員(原 克巳君) 介護人材の件でお伺いいたします。今、コロナ禍ということで、先ほど課長がおっしゃられたように、本当に介護の現場の職員の方々っていうのは大変な御苦労をされてて、本当に頭が下がる思いなんですけれども、非常に大変な中で、なかなか仕事も続かなくて辞めていったり、定着しなかったりということも聞くんですが、市内の事業者においてですね、介護人材が不足しているとか、なかなか充足しないとか、そういった情報というのは、ありますでしょうか。 226: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 227: ◯高齢課長(武末竜久君) 令和2年度で、これは一般会計の財源ですけど、県の緊急雇用対策費を活用して、短期、3か月分の給料を保障するっていうものでしたが、そのまま継続して雇用も大丈夫でしたので、そういった形で市内の事業者に促したところ、実際、その事業を使って募集をしたっていう会社は4社でした。そのうちの2社が、この間お話ししたとおり、6人採用しているんですけど、あとの2社は、求人を出しても応募する人がなかったので事業が使えなかったというところになりますので、もうちょっと多くの事業者の方が、手を挙げて、職員の募集をされるのかなとは思ってたんですが、思ったより数が少なかったというのは、ちょっと正直な感想です。 228: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 229: ◯委員(原 克巳君) そしたら、今、なかなか集まりが悪いということに対して市としてはどういった取組をしていくお考えなのか、その辺ちょっとお伺いしてよろしいでしょうか。 230: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 231: ◯高齢課長(武末竜久君) 地域密着型の事業を展開している事業者の方々につきましては私どももよくお話を聞かせてもらう機会がありますので、そういった方々が、どういった職員を雇いたいんですかとか、実際に職員がいなくて困ってるというのであればですね、午前中にお話したように、今年度まだどういった形でできるか分かりませんけど、就職フェアみたいなことをしてですね、なるべく介護人材の確保に努力していきたいと考えます。 232: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 233: ◯委員(原 克巳君) 介護給付の準備基金ですけれども、令和2年度末の決算時点で8億9,000万円ほど、次年度末の見込みが8億8,800万円ということで、100万円も減ってないんです。見込みではありますけども。この減りの少なさっていうのは、すみません、ちょっと基本的な御質問で大変恐縮なんですけど、どういったことが挙げられるんでしょうか。 234: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 235: ◯高齢課長(武末竜久君) 準備基金の積み上げた額というのはいわゆる第1号保険者から徴収した保険料額の積み上げになりますので、この3年間でどれだけお金がかかるのかっていうのを第7期のときに推計して設定したんですが、そのときでは7期中に3億5,000万円を取り崩すっていう予定ではあったんですが、逆に、給付費が伸びなかったためにですね、取った保険料が余ったという形になってます。それで、令和3年度の当初の予算の時点で今の8億9,000万円ですかね、になってるっていう形になります。 236: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。  どうぞ。船久保委員。 237: ◯副委員長(船久保信昭君) 地域包括支援センターの業務委託料の算出のところなんですけども、業務委託の計算方法のところですが、これは事業者の賃借料相当額についてお話をいただきましたけれども、南包括支援センターのほうが、春日市財産管理要綱によって金額が入っていますが、これは大体お幾らぐらいか分かりますか。 238: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 239: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 40万9,000円を予定しております。 240: ◯副委員長(船久保信昭君) 月額ですか。 241: ◯高齢課主幹(柚木智子君) いや、年額です。賃借物件の場合は、基準額のほうが安ければ月額25万円ですので年間にしますと300万円になります。 242: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 243: ◯委員(原 克巳君) 今のお話で、年間300万円ぐらい、年額40万円という、この差はどういうふうにお考えでしょうか。 244: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 245: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 今までは、事務所賃借に関する費用自体は見てませんでしたので、今回こういう形で整理をしましたけれども、南包括支援センターの位置が、今現在、かなり南部のほうに位置しておりまして、将来的にはもっと南地域包括支援センターの中心部に位置して、皆さんが行きやすい場所にっていうのも一つ頭の片隅にありまして、運営法人がその中で、もう今まで十分、今後もそこでっていうことであれば、その形になるかもしれませんが、将来的に別の場所に事務所を借りても運営ができるような形でっていうことで今回こういう整理をさせていただいてます。 246: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 247: ◯委員(原 克巳君) ありがとうございます。  別件でもう1件ですね、先ほど認知症の事前登録によるシールの話が出ましたけども、まず、このシールっていうのは、個人を識別できる番号とか、お名前の記入とかがあるシールでしょうか。 248: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 249: ◯高齢課主幹(柚木智子君) シール自体はですね、縦1.5センチメートル、横5センチメートルぐらいのサイズでありまして、春日市の市章、マークと「春日市」っていう文字が入る横に大きく番号を、1番とか2番とかですね、大きく表示することにします。個人情報ですので、お名前とかはあえて載せない形にします。反射板みたいなものになりますので、靴の底辺りとかですね、夜間とかでも、発見しやすく、しかも番号を警察なり高齢課なりにお問い合わせをしていただくと、すぐどなたかっていうのが分かるような形を取ります。 250: ◯委員長内野明浩君) 原委員。 251: ◯委員(原 克巳君) ありがとうございます。そのシールについてもう2点ほどお伺いしたいんですけども。  そのシールは、その方が行方不明になられたときに発見していただいた際の連絡先とか、そういうのをまず記載してあるかどうかというのが1点。  もう1点が、そのシールっていうのは個人に当たり何枚ぐらい配付されるものでしょうか。 252: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 253: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 連絡先につきましては、先ほども言いましたように高齢課なりに何番の方が今ここにいらっしゃいますって御連絡が入った際に、こちらのほうで警察なり高齢課なりが、その情報を家族に──通報した人には特には個人情報をお伝えすることはなく、その方の保護をするために登録されている事前情報を基に御家族に連絡をするという形になります。ですので、シール自体には個人情報は一切触れない形になります。  1シートに先ほど言いました1.5センチメートルの横5センチメートルのサイズが20枚入った形で1シートをお一人にお配りする予定にしています。ですので、ふだん履かれる靴とか持ち物とかが幾つもあると思いますけど、それに基本貼って、目につくようなところに貼っていただいて早期発見ができるようにというのを考えております。 254: ◯委員(原 克巳君) ありがとうございます。                 (「シール自体に、高齢課の番号とか載ってないんですか」と                 発言する者あり) 255: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 説明が不足しておりました。シール自体には、高齢課に連絡してくださいとかいう御案内はつきません。とても小さいシールですので。ただ、市報とかウェブサイトとかで、こういうシールを始めましたというお知らせをすると同時に、関係するケアマネジャーさんとか社会福祉協議会とか地域包括支援センターとかにお知らせをして、そういうシールが、行方不明とかそういう状態になられているときは警察とか市の高齢課に御連絡をしていただくような形をとります。 256: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。船久保委員。 257: ◯副委員長(船久保信昭君) 地域包括支援センターの賃借料の件ですけれども、北と東の実際の賃借料を参考までに教えていただいてよろしいでしょうか。 258: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 259: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 来年度の契約につきましては、これからの話になりますので、具体的に、今、北包括が幾らというのはまだちょっと情報を得てないところになります。東包括につきましては、公募の時点で月額25万円が上限額っていうのはお伝えをしておりますので、今、実際に契約をされてある場所につきましては、月額25万円と聞いております。 260: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。飯田委員。 261: ◯委員(飯田浩昭君) ちょっと確認みたいになって申しわけないんですけど、福祉用具購入なんですけど、ケアプラン伸びの割には、そこまで伸びてないような感じがするんですが、これはケアプラン自体で別のやり方に変えられてるのか、もしくは、例えば独居の方とか、老老介護で高額なのが出にくくなっているのか、もしくは、今まで購入しかなかったのがレンタル対応になってたのかとか、何か要因っていうのがあるんですけね。 262: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 263: ◯高齢課長(武末竜久君) それについてはですね、担当者ともいろいろ話してはいるんですけど、やはり年齢によって波があってですね、それぞれの利用者の方の生活状況とか背景とかも、家の状況とか、そういうのが違いますので、一概にこうだからこう高くなるとか安くなるとかいうのがなかなかつかみづらいところであります。やはり、実績に応じて、今、伸びてきていたら、それに応じて伸ばすしという形の予算の算定の方法しか──はっきり原因が分かればですね、私どももそれに合わせて予算措置というのはできるんですけど、そこの決め手となるものがなかなかつかめないものですから、やはり実績に応じての形になります。 264: ◯委員長内野明浩君) ほかにありますか。  そのほかはいいですか。米丸委員。 265: ◯委員(米丸貴浩君) 介護保険事業のですね、第8期介護保険事業計画の概要版ですけど、これをいただいております。7期があと3週間ほどで終わって8期に移行していくわけですけれども、令和3年度の予算のどこを見ていくかってなると、次の計画と照らし合わせて、そして7期はどうだったのかっていうところが私はポイントではないかなと思っておりました。  まだ概要版しかありませんので、これをベースにまたお話をさせていただきたいんですけども、介護保険料もまだ正式には決まってませんが、上がる方向で行かざるを得ないというのは私も致し方ないかなとは思ってるんですね。基金が、今年度末で約8億9,000万円、その程度あるとはいえ、過去にも、この基金残高で大丈夫ですかっていったときに、何をして十分とは言えませんけれども、ある一定程度の確保はということもいただいております。  それから、高齢者数がどんどん増えていくのは、これは別に春日市に限ったことではない。何をもってこうしていくべきかということになると、皆さん、年を取られても元気でいらっしゃることが大事であって、介護保険事業の中で認定者の割合を見ていても、大体15%をちょっと超えたところで行ったり来たりしてるのかなと。これも7期計画を見せていただいたときに、じわじわ上がるだろうという、たしか計画になっていたものの、実績を見ていくと、コロナっていうのがあったかもしれませんけれども、認定率は逆に、若干右下がりの部分もあったりしてですね。この中には、私はこれまでの介護予防事業の成果が、行政が一生懸命取り組んでくれたり、それから地域の皆さんがこれまた一緒になって取り組んでくれたり、それから事業者の皆さん、いろんな方のお力がここに現れてきたんじゃないかなと。当然利用者たる市民の皆さんの努力もあったと思っています。  これを見ていくとですね、今のところ、8期計画の、頂いた資料の裏面の下のところの(6)の介護保険料の推計を見ていくと、7期計画が一番左に書いてあって、実際の数字と計画の推移の差を見ていくと、見込額ではあるものの、見込額と実績の中にも、この時点でも約4億円から5億円程度がずっと推移があるのかなと。実績の方が下回ってると。これが先ほどの認定率のところにも、ここが読み取れるのかなと思っておりました。あくまで計画ですから、8期計画もこのような形でいってくれたら、3か年、先ほど課長が言ってあった第9期のところですね、25年を考えたときに、推定よりも下回る数値、実績が報告できたらありがたいなと。そのためにどうしようかっていうのがこの8期計画ではなかろうかと考えておりますが、大きなところでは、このような考え方で、課長、よろしいですか。 266: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 267: ◯高齢課長(武末竜久君) 大きなところでは、やっぱりそういったところです。やはり、最終的な介護になったときにきちんとサービスが受けれるっていう状況をつくっておきながらも、そういうふうにならない政策を取らなきゃいけないっていうのが、その両面、きちんと手立てをしていくのが必要だなと考えております。 268: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 269: ◯委員(米丸貴浩君) そうであったらですね、いろいろ聞きたいことがあるんですが、委員長、これをベースに聞いてもよろしいですか。 270: ◯委員長内野明浩君) いいですよ。 271: ◯委員(米丸貴浩君) 課長、この頂いた概要版、これで、裏面のほうでお願いしたいんですけれども、施策の展開の5番ですね、施策の展開をこうして見ていって、私も7期のときにもこの概要版を頂きまして、どこが変わってきたのかなというところをずっと見ていったんですけど、そこでお聞きしたいんですね。  多分、市長の冒頭の施政方針にもあったように、引き続き、介護予防、自立支援、重度化防止、それから介護認定、介護給付の適正化、これに努めていきたいんだという市長の強い思いもあったので、ここを聞かなきゃいけないなと思っておりまして。  まず、基本目標の1のところでですね、大きく変わったところはどこかなとずっと見ていったんですけれども、(1)があって、まず(2)ですね、先ほども言いましたけど、自分に合った介護予防をできる体制づくりの中に、地域リハがありますよね。これは国保のときにも、後期のときにも聞きましたけれども、通いの場で、こういう形、そこにいろんな専門職の方に来ていただいて、楽しみながら介護予防に努めていくっていうのは非常に大事なことで、これから一層大事になってくると思うんですけども、予算措置としては、説明書を見たら、そんなに大きく差がないんですが、地域リハに関しては、課長、第8期はどのように考えているんですか。 272: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長
    273: ◯高齢課長(武末竜久君) 基本的には継続っていうような形ですね。通いの場に今まで講師派遣をしてなかったところにも行けるように図っていくような形であります。今回、今の状況、コロナ禍の中でですね、講師派遣が上手にできるかどうかっていうところも分かりません。だからそれで何もしないんじゃなくて、ここに書いてある、チラシ、DVD、ウェブ。ウェブ見れる人はウェブ環境で、スマホなりパソコンなりで見れるでしょうけど、そういう環境にない人は、体操のDVDをつくってますので、それをまずは自治会単位で配布してですね、例えばそこに集まったときに、講師派遣がなくても、専門家の人がいなくても、そのDVDをかければその体操ができるようなそういった形を考えてます。 274: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 275: ◯委員(米丸貴浩君) 課長、行けてないところにも行っていただきたいという話だったんですけど、今、35地区あって、全てに地域リハっていうのは展開がされてるとは、私は思ってなかったんだけど、どのくらい今、展開されてあるんですか。そして今後、やっぱり全部を目指していこうということなんですか。 276: ◯委員長内野明浩君) 武末課長。 277: ◯高齢課長(武末竜久君) それぞれがサロンの中での組み立て方でですね、本当にお話だけにしたいとか体操したいとかいうところをいろんな事情もありますので、こういったこともできますよというような形でですね、実際に全然関わりがないところがあるかどうかっていうのは、すみません、私もちょっと把握はしてないんですけど、今までずっと話してきた介護予防と保険の一体的っていったところ、そういったところで、講師派遣をすることによって、そういうところに通い続けていたらその先どうなるのかっていうのを、またデータ分析できるっていうことですので、取りあえず第8期は、第7期からずっと取り組んできたものを継続しながら、介護予防の事業の中にデータがどういうふうに生かされていくかっていうのが、この先にあるって考えているんですよね。  新たな取組というよりも、今やってることが正しかったのかどうかっていうことの検証と、足りなければまた、事業を足す、この8期以降にどういうふうにするかというのを考えていく大事な3年間だと思ってます。 278: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 279: ◯委員(米丸貴浩君) 私、もう少し早く展開があるのかなと。8期の3年間で考えて、9期以降にそれが反映されていくっていうことだったので、私とイメージとは違ったのでですね、そういうものかなという気がしたんですけれども。課長がそう考えてあるなら、そうかもしれませんけれど、国が示している、改正法までやって、高齢者の保健事業と介護予防の一体的な取組、その介護予防の中に通いの場の拡充を図ろうというのが書いてある以上ですね、やはりそこにはこういう地域リハがセットでないと、そこには専門職が来られるので、そこに接点が生まれるのかなと私は思っていて、やはりこれは3年待ってと言わずして、早く進めるべきではないんですかね。 280: ◯委員長内野明浩君) 武末課長。 281: ◯高齢課長(武末竜久君) あくまでこの3年間っていうのは、今、8期計画の中でのスパンっていう話であって、そのデータ分析の結果がどういうふうに出てくるのか、どのくらいのスピード感で出てくるのかは分からないので、今、こういうふうに述べただけで、その中で対応できることがあればそれはもちろん対応していきます。 282: ◯委員(米丸貴浩君) 分かりました。 283: ◯委員長内野明浩君) 一旦ここで休憩取りましょうか。5分間休憩します。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後2時07分                 再開 午後2時14分                ──── ─ ──── ─ ──── 284: ◯委員長内野明浩君) 再開いたします。質疑があればお願いいたします。 285: ◯委員(米丸貴浩君) 続けていいですか。 286: ◯委員長内野明浩君) いいですよ。米丸委員。 287: ◯委員(米丸貴浩君) さっきの地域リハの話は、課長、別に、3年間待ってデータが、分析結果が出てから次を考えるっていうことではなくて、並行しながら、もし効果が出てくるんであれば、地域リハ自体が60万円の予算措置ですから、もし効果が出ればね、非常に費用対効果が高いものだから、いいものは、3年間待たずして並行して、進めていこうと、そういう考えでよろしいですね。 288: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 289: ◯高齢課長(武末竜久君) はい、そのとおりです。 290: ◯委員(米丸貴浩君) ぜひお願いいたします。  お聞きしたいのはですね、先ほどの概要版の基本目標1の(3)に、今度は要支援者等の自立支援、重度化防止への取組、体制の強化というふうなのがありまして、タイトルにも体制の強化という言葉を、ここが変わったんだというところを見ている中で、その下にですね、地域ケア会議が自立支援型と同時に、今度は介護予防事業地域ケア会議というのが書いてあるんですけど、これはどのような地域ケア会議になるんですか。これまでの自立支援型とはどこがどう違う、目的等々を教えていただければと思います。 291: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 292: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 介護予防事業地域ケア会議のほうの目的ですね。低体力者向けの介護予防教室に参加されている高齢者に対して、本人の状況確認を行った上で参加者の適切な処遇及び個別支援につなげていくという形になります。今、既にやっているおたっしゃくらぶとか転ばん塾とか、そういったのを3か月に1回、状況を関係者で把握をして、いきいきルームのスタッフとか地域包括支援センター、それから高齢課とかですね、関係者が協議をする、連携をしながら、そういった次のステップにつなげていくというか、どう改善したかとかいうのを評価する形にはなってまいります。 293: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 294: ◯委員(米丸貴浩君) これまで、転ばん塾とかおたっしゃやってますよね。よかったら総合スポーツセンターでこういう健康トレーニングやってるんで行きませんかっていうのを、今度は体系的に評価をした上で助言等をやって、どういう形が一番効率がいいかとかいうのを個々人でですね、個々のケースで判断していく場を新たにつくると、そういうことになるんですね。 295: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 296: ◯高齢課主幹(柚木智子君) そのとおりでございます。  改善されてスポーツセンターのほうに行かれる場合もありますし、逆にもっと手厚く支援が必要な教室に移行してもらうとかですね、様々なケースがありますけれども、個人個人の状況を判断してというふうな会議になります。 297: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 298: ◯委員(米丸貴浩君) 分かりました。  それからですね、次、基本目標の2のところに、多種多様なニーズに向けた相談体制の充実というところで、今回、東包括が新しく開設されて、非常に期待を持って見ておるんですけれども、ここには地域共生社会を見据えたという文言が初めて入ってきたものですからね、これは別に東だけではなくて、3包括とも共生社会の実現を考えたところのメニューが今から、少しずつでしょうけども、入ってくるということよろしいでしょうか。 299: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 300: ◯高齢課主幹(柚木智子君) そのとおりでございます。今まで2か所でなかなか十分に対応できなかったところを担当地域が狭まりますので、より充実させていく、今までなかなか手が届かなかったところにもやっていけるように体制を強化していくという形になります。 301: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 302: ◯委員(米丸貴浩君) 非常に、先ほど言ったように期待して見てますので、大変でしょうけどね、今からですね、ますます包括の皆さんの活躍が今後の春日市を決めるかもしれませんね。社協さんも一緒に頑張ってもらわないといけないところがタッチしてくると思いますけど、よろしくお願いします。  その後にですね、もう一つ懸念するのは、在宅医療・介護連携推進事業の中で、筑紫医師会の支援センターがありますよね、あそことの連携というのが最近あまり何かよく見えないような気がするんですけど。見えないのは私だけかもしれないけれども。専門の方をいろんなところの会議に派遣してもらったり、それから実際に退院時の相談等々が、地域に帰るときの相談等々が、ここが十分発揮できているのかっていうところが、もしよろしければ、何かありましたら教えていただければと思います。 303: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 304: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 在宅医療センターを中心に、筑紫医師会、それから薬剤師会とかですね、いろんな専門職の方との協議を定期的に行っておりまして、その中で、先ほど言われましたように、入院時とか退院時とかの情報が、在宅を担当しておられるケアマネジャーさんから医師、それから病院のほうからまたケアマネジャーさんのほうにという形で、速やかで適切な情報連携が図れるような仕組みを今つくっているところでございます。 305: ◯委員(米丸貴浩君) つくっているところ。 306: ◯高齢課主幹(柚木智子君) はい。まだ継続。医師によってはファクスがいい、連携がしやすかったり、この時間帯だったらお電話いただいてもいいですよとか、そういう個別の情報を今、収集をしながら、速やかな連携が取れる形を模索をしております。 307: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 308: ◯委員(米丸貴浩君) 今、つくっていくって言われたけど、さらに続けて拡大していくという意味ですよね、課長。  その下にですね、さらに目標2の(3)にですね、認知症バリアフリー等の推進というのがあるんですけど、これはどういうことですか。 309: ◯委員長内野明浩君) 柚木高齢課主幹。 310: ◯高齢課主幹(柚木智子君) 今、行ってます施策のほかに、先ほど言いました、新しく認知症の方のための早期発見用のシールをつくったり、認知症の高齢者を中心に関係する方、近くの御近所さんとか、見守りをされる方とかも含めたところのチームをつくって支援していくっていう形を今後検討していきたいと考えております。それがここに書いてありますチームオレンジというものになっております。 311: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 312: ◯委員(米丸貴浩君) ここには記載がなかったんですけれども、私自身は地域包括ケアシステムを春日市は1年早く構築を始めて、そして今に至って深化に至ってるわけですけれども、その中核の一つは、また1か所増やしていただいた定期巡回、この365日24時間対応の定期巡回、これだろうと思ってたんですね。以前、和光市さんに委員会で行ったときに、和光市さんはエリアを結構──和光市さんも春日市と同じように大きくない市であるんですね。人口もそんなに変わらない、10万あるかないかぐらいだったと思うんですけど、地区を細かく切ってですね、そこに地区包括支援センターもその当時で春日市のように2か所ではなくてもっと細かく箇所も多くあってですね、地区地区ごとの課題を包括が把握して、それに対応していくサービスメニューをいろんな形で地区ごとに変えてやってたんですね。その中の一つが定期巡回、これが非常にこれは機能しているということで報告を受けたことがあったんです。  春日市は今度、包括が3か所になって、今、例えば言われたようにもっとこれまで以上に目が届くようになるんではないかと、そういう中に、この定期巡回の役割というのはここにはなかったんですけれども、これは概要ですからね、この役割というのはどのように考えてありますか。 313: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 314: ◯高齢課長(武末竜久君) 1か所増えてですね、もともと前あった徳州会のぴーすのほうも利用者が大体20人を超えているところで、前みたいに利用者が少ないっていうふうなことはないです。ぴーすのほうも随分頑張っておられて、利用者を増やしているといったところです。  今、すみ分けっていうか区域分けの話が出ましたけど、ある程度先々どうなのか考える必要があるのかなと思っていますが、今のところは特に、北の部分と中央よりのところに今2か所ありますので、逆に利用者の方が、近いけんこっちのほうがいいというような形で選んでいただければいいんですけど、やっぱり利用者の方でも、医療系がいいとか、今までこっちのほうのサービスを受けてたからそっちのつながりで煌のほうがいいとか、多分そういった選択もあると思うんですね。そういった状況をある程度、配慮していかなきゃいけないのかなと思って、はっきりした区分けをするっていうことは、今のところは考えてないところですね。  ただ、利用者が多いのでですね、在宅での生活を頑張るというか、施設に入らずに在宅でも暮らせるっていうふうなイメージではですね、2か所が機能的に動いてるので、いいのかなと思ってます。 315: ◯委員長内野明浩君) 米丸委員。 316: ◯委員(米丸貴浩君) まだ8期がないので、7期策定時のサービス利用見込量の推計しかないんですけども、これでも既に7期の最終年度の今年は見込量が372件。これが9期のときには500件を超えるというふうになっているということは、やはり、この時点では2か所、包括ですけどね、包括は2か所になるであろうというのがここであったんだろうけど、定期巡回も1か所増やしましょうというたしか計画だったから500になってるんだろうと思うけど。潜在的ニーズがやっぱり大きいというふうに、この数字からは、それから課長の今の答弁からすると、まだ見込まれるんだと、そういう方がたくさんいらっしゃるんだろうというふうなことでよろしいですか。 317: ◯委員長内野明浩君) 武末高齢課長。 318: ◯高齢課長(武末竜久君) 潜在的なニーズはあると思います。またこういったサービスの利用についてもケアマネ情報交換会とかでですね、紹介していくそのケアマネに、そういう情報を提供していくのが大事だと思ってますので、ういった形で進めていきたいと思います。 319: ◯委員(米丸貴浩君) 分かりました。ありがとうございます。 320: ◯委員長内野明浩君) ほかにありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 321: ◯委員長内野明浩君) それでは、以上で第19号議案の審査を終了いたします。  金堂健康推進部長。 322: ◯健康推進部長金堂円一郎君) 以上で、本日御説明差し上げる議案は全てになります。 323: ◯委員長内野明浩君) それでは、議案審査は以上といたします。  ここで暫く休憩いたします。                ──── ─ ──── ─ ────                 休憩 午後2時28分                 再開 午後2時30分                ──── ─ ──── ─ ──── 324: ◯委員長内野明浩君) 引き続き、委員会を再開いたします。  以上で、本日予定されておりました日程は全て終了しました。  そのほか委員の方から何かありませんか。米丸委員。 325: ◯委員(米丸貴浩君) 今日は国保特会の最後で、審査が終わった後に、審査の最後って言ったほうがいいかな、金堂部長にあのような立派な発言をしていただいて、ぜひですね、私たち委員会も、多分向いてる方向は執行部と同じだろうと思っているので、今から3課が中心になって担っていくでしょうけど、具体的な取組はね。私たちも、できたら、行政視察もいずれ行けるやもしれませんので、その辺りのところを探してですね、逆に執行部のほうに、こういうことはできないかというような提案なりできるような体制に持っていけたらと思ってますので。またみんなで一緒に頑張っていきたいと思いますが、委員長、いかがですか。 326: ◯委員長内野明浩君) もうおっしゃるとおりですね。特に今、コロナ禍でなかなか視察にも行けない、管内視察にも行けないような状況です。できればまた今度、調査事件の中に管内視察、また皆さんに出し合うことになると思いますけれども、4月、5月、管内視察ができるよう、ま、よそに行くのはちょっとまだ難しいかもしれませんけどね、当分の間、しっかりとですね、皆さんで勉強していけたらと思います。提案できるようにね。  そのほかありませんか。                 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 327: ◯委員長内野明浩君) それでは、次の委員会は3月15日月曜日午前10時から補正予算を除く付託議案の採決及び委員長報告案の調整となっております。  これをもちまして本日の市民厚生委員会を散会いたします。どうもお疲れさまでした。                ──── ─ ──── ─ ────                 散会 午後2時31分...